新機動戦記ガンダムWの22の情報・感想・評価

エピソード22
独立を巡る戦い
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PANDADA

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「ニコル、兵士として私は良い勉強をさせてもらった。勉強の結果だ。指揮官として、お前を見逃すわけにはいかんな。正しいのだ、お前の行為は。そして私のこの行為もまた、正しいのだ」 (レディ・アン) ガンダムWの中ではなかなか難しい回です。 連行されたトールギスの中から出てきたゼクスは、ミリアルド・ピースクラフトとしてサンクキンダムからの親善大使を名乗ります。 武装を始めたコロニーへの提言や、コロニーが地球に与える影響を考察するために来たとか言っています。 出迎えたのは外交モードのレディで、平和的な話し合いや勉強のために来たというゼクスの自由な行動を許可します。 ニコル特尉としては、裏切り者のゼクスが宇宙に現れたこと自体が気に食わない模様。 連合宇宙軍の残存兵力は宇宙コロニーD120を根拠地にしていて、OZもまだここには手を出していないそうです。 宇宙軍を束ねるのは、殺された宇宙軍司令セプテムの息子ギンター。 世襲のような権力継承ですが、彼は父とは全然違って、穏健な感じの人で、残された宇宙軍が健在である事を、平和的な交渉を持つための切り札として使おうとし、抗戦を訴える部下達を宥めます。ギンター、この世界でもかなりまともな人です(笑)。 で、そんな会議の中、ギンターの祖父、セプテム将軍の父に当たる人ですね、彼はせっかくゼクスが宇宙に来ているんだから、ゼクスと話してみては、とのこと。 OZ本部ではトレーズがデルマイユ公にベタ褒めされています。 コロニーに協調姿勢を見せて、連合から独立させる →独立の保持のため、各コロニーは国家を作り、武装を開始する →武装したコロニー達を脅威に思い、地球の武装が始まり、地球の各国はOZに擦り寄ってくる と、見事な戦略であり、かつ、実行者の外交モードのレディ・アン特佐の有能が証明されました。 でロームフェラ財団としては、次の一手としてMDの生産拠点を宇宙に築こうとして、ツバロフ技師長を宇宙に上げます。 この点がトレーズは気に入らない様子。 トレーズとしては、抑止力なんてものは不要で、何をしてもこの世から戦いは無くならないので、弱肉強食であるこの世界は強者治れば良いと考えています。戦争を抑える抑止力としてのMDなんて大反対なわけです。強くあろうとすること、強くあるために戦うことに美学を感じている感じ。 レディ・アンはトレーズの理想を実現するための世を作るために奔走して、そのためにトレーズには宇宙に上がってもらって、MDはトレーズが後悔なく使い捨てにできる兵器として利用し、世界に君臨してもらいたい。 でも、トレーズ自身に言わせると、それはレディの理想であって、トレーズ自身は自分のちっぽけな理想の実現には興味がないとして、宇宙上がるのを拒否。レディに戻ってきてもらいたいと。というか、MDが心底嫌なんですね(笑)。 こんなこと言われちゃうと、レディとしては思考停止しちゃいます。 一方、ニコル特尉はゼクスがきたことをデルマイユ公にチクります。 デルマイユはそれを聞き、旧連合宇宙軍か立て篭もるコロニーD120の破壊を命じます。 ゼクスはD120で連合宇宙軍の面々と会談中。 宇宙の人について聞かれ、 「亡くなられた指導者ヒイロ・ユイの教えは廃れておりません」 とか答えてますが、いやいやいや。 廃れてきたからこそ、軍備を始めているんでしょ(笑)? その後に宇宙の平和主義は、地球の平和主義国家の手本になれる、とかも言ってて、それを聞いたギンターの祖父も 「宇宙の連中もその言葉をもう少し早く聞けば思いとどまれたかも知れんな」 とかのたまってますが、これかなり変なセリフだと思います。 元々、コロニー市民の平和主義が捻じ曲げられてのは、連合宇宙軍の過酷な圧政が一番の原因で、なんとかそれを脱することができて、金輪際あの時には戻りたくないからこその軍備な訳で。 それを圧政を強いてた連合宇宙軍の残存幹部が他のせいにするのは、かなり汚いやり口のような(笑)。 また、連合がOZにやられた時にすぐに降伏しなかったのは、各コロニーの管理センターがD120内にあり、それをそのままOZに明け渡す事はいかがなものかと思ったのでここに居残り続けたと言ってます。 これも酷い話で(笑)、各コロニーの生殺与奪を今でもがっちり握ってるわけで(笑)。 本当にコロニーの事を思うんだったら、こんなのOZではなく各コロニーに管理させて、自分達は他所へ移れば良いだけと思うんですが。 で、その後もこういう過酷な環境ゆえにみんなが不安を抱えている。不安があるから武器を手にする。そして、いつしか安定した大地を求めて地球を攻めるようになる。とかも言ってます。 だからこそ、より早い段階で、管理センターだけでも各コロニーに明け渡すべきで。。。 外交モードのレディ・アンはデルマイユから送られた案件をニコルと一緒に見ています。 で、外交モードのレディ曰く、デルマイユはMDを月から地球に直で下すつまりですが、レディはそれを握り潰すつもりとのこと。 で、トレーズのための席を宇宙に作るつもりでしたが、トレーズが拒否されてしまい、自分の仕事は終わった、としょげてますが、 ニコル曰く、まだ兵士としての仕事が残っていると。 ここからのニコルはかなり悪いヤツで(笑)、 上司であるレディを騙くらかして、一介の兵士として前線に送り込みます。 で、レディの援護に行こうとするトロワの出撃を禁じ、さらにバルジの主砲でまだ民間人の残るD120を撃とうとします。 ゼクスはトールギスで出撃し、D120側の援護を行います。 それでもMDの攻勢は激しく、連合宇宙軍は次第に追い詰められていきます。 ギンター&祖父は、自分達の最期の姿自体が宇宙での戦争の悲惨さを周りに伝える良い手本になるとすら考えています。 外交モードのまま前線に出たレディは攻撃を受けながら、兵士としての生き方について色々と思索中。 ゼクスの元にはトレーズから通信が。 トレーズはロームフェラが今後MDに力を注いでいく事を嘆き、ゼクスもそれに共感します。 続いて、レディの救助をゼクスに頼みます。 レディは猛攻を耐え凌ぎつつ、少しずつ戦闘モードに切り替わっていきます。 ニコルはD120をそんなレディごとバルジ砲で撃とうしますが、トロワによって射線は逸らされます。トロワ曰く、 「コロニーへの攻撃は、あのレディ・アンなら阻止するはずだ。コロニーの脆さをアイツは学んでいる」とのこと。 ゼクスに助けられたレディ、自分をバルジに運ぶよう命じます。 で出迎えたニコルに銃を構えて上のセリフ。 まあ、勝手にコロニー撃とうとしちゃあダメでしょう。 でも、ニコルが一兵士として、デルマイユ公爵に言われた通りの事を考えずにそのまま実行した事は間違いではないし、指揮官としてそれを糾すレディの行動を間違いではなくて、それを表現しているのかな。 ってか、ニコル、良く出迎えに来れたなぁ(笑)。流石にヤバいってわかるでしょうに。 ニコルは連行されていきます。 ロームフェラはMDを本格的に月で生産する事に決めたようで、ツバロフ技師長を月基地に送ります。 そのシャトルに襲いかかったのが五飛。 でも、シェンロンはすでに弾もなくエネルギーもなく、何もないので、そのまま捕獲。 五飛も捕まりますが、これはあえて捕まって、シェンロンの改良もOZにしてもらおう的な作戦のようです。 という所で今回は終了です。
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blackmonkey

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ロームフェラ財団の指示でOZが連合軍残党のいるコロニーを攻める。ゼクス、トロワの活躍で阻止され、レディ・アンを救出。 →少し論理くさく、戦う理由がよくわからなくなった。
Train

Train

なんかよう分からん回だった。レディ・アンに焦点が当てられるのもよく分かんないし、そもそもどいつもこいつも何考えてるのかさっぱりよく分からんす...
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