桃花村を拠点に義勇軍として賊の討伐を続ける関羽たち。気心がしれてにぎやかに食卓を囲む一同。そんな中、馬超は張飛と諸葛亮がいつの間にか真名で呼び合っていることに気付くが、自分と張飛が真名で呼び合っていないことに不満をおぼえる。馬超は張飛を“鈴々”と真名で呼ぼうと決意するのだが…。
賊に襲われている少女を救う関羽たち。だが、救ったの少女の名前を聞いて驚愕する。その少女の名は、なんと劉備…。劉備と名乗る少女は、怪しい男に家宝の宝剣を奪われてしまい、それを探して桃花村にやってきたのだと言うが…。
劉備の宝剣を求め、旅立つ関羽、張飛、諸葛亮、趙雲そして劉備。劉備の幼なじみでもある公孫賛が、最近宝剣を手に入れたとの噂を聞いた一行は、公孫賛のもとを訪れる。だが、すでに一足遅く宝剣は袁紹の手に渡ってしまった後だった…。
張角、張宝、張梁の三人は、街で妖術をつかった芸を見せたり、歌を歌う事で生計をたてていたのだが、なかなか客が呼べずに貧しい生活を送っていた。だがある日、謎の男より貰い受けた一冊の古びた書物をきっかけに三人の歌の評価が一変する事に。
いつも元気が取り柄な張飛が突然の腹痛で苦しみだした。急な事に戸惑う関羽だが、華佗と名乗る医者の男と出会い、一瞬の鍼での治療により張飛の腹痛を治してもらう。聞けば華佗は“五斗米道”と呼ばれる道教の教団の中でも一番の名医なのだとか。
関羽一行の泊まっている宿に曹操の部下である夏侯淵がやってくる。なんでも、先日関羽が曹操を刺客から救ったお礼として、食事を振る舞いたいというのだ。その会は、曹操自らが料理の腕を奮って客人をもてなすのだという。喜んで招待される関羽たちだったが、食いしん坊の張飛がよけいな一言を言ってしまう…。
劉備の宝剣を持つ袁術の治める町にやってきた一行。町の土産物屋で璃々たちへのお土産を探していたのだが、一つしか無い木彫りの犬を巡り、張飛と陳宮という少女のケンカが始まってしまう…。その陳宮は呂布の軍師だというのだが。
劉備の宝剣を持つ袁術と対面する劉備たち。劉備は、袁術に宝剣を返して欲しいとお願いするが、あっさりと断られてしまう。だが、袁術の腹心の張勲がなにか助言をしたとたん態度が一変。だが、宝剣を返す条件として、領内に出る化け物を退治せよ!というのだが…。
ようやく宝剣を取り戻し、ご機嫌の劉備。夕暮れ時に訪れた村で、一行は山賊に間違えられてしまう…。そんな時に、その村を護衛していた楽進・于禁・李典の三人で出会う。三人は曹操の軍へ士官を求める為の旅の途中だったのだという。
姉妹の契りを結んだ、劉備・関羽・張飛の三人。だが、なんとなくかみ合っていない様子…。孔明はそんな三人を見て、自分の兄弟のことを思い出す。一行は桃花村に帰る途中、前に孔明がいた水鏡先生の庵に立ち寄る事にするのだが。
西涼より修行の為に桃花村にやってきた、馬超の従妹・馬岱。いたずらばかりで馬超を困らせているのだが、馬超の厳しい特訓についていくのも一苦労の日々。ある時、馬岱は馬超がおもらしッコだと馬鹿にするのだが…
黄巾党討伐の為、曹操からの惨陣要請を受けた桃花村の義勇軍。黄巾党の頭目が張三姉妹だと知った劉備は、あの三人が悪い事をするはずが無いと言う。だが、曹操の元で華佗から聞いた話は、太平要術が張三姉妹を狂わせているという事だった。