このレビューはネタバレを含みます
色んな感想がありますが、私はこの遊郭編に関しての主人公は鬼側だと思ってます。
というか鬼側に感情移入していました。
鬼殺隊側と鬼側の人生に優劣をつけたい訳では無いけれど、もう本当に鬼側がしんどい。
妓夫太郎も堕姫もただただ幸せになって欲しかった。
最後、手を取り合って地獄に向かうシーンと、妓夫太郎のモノローグは思いやりと愛情が詰まっていて暖かかったです。
堕姫の声優の沢城みゆきさんの演技が本当に凄い。峰不二子のイメージが強かったのですが、今回の堕姫を観て役の幅が広すぎてびっくりしました。尊敬しかないです。
妓夫太郎の逢坂良太さんのお芝居も凄い。
鬼になって強くとはいえ、元は病に犯された身体だからあの話し方なのかな、などと想像するのが楽しい。憎しみと狂気と優しさのバランスが凄い。