新人OLの美晴は最近、身の回りの携帯電話やパソコンが訳も分からず壊れてしまうトラブルに見舞われていた。さらに、彼女は帰り道に怪しい気配を感じることもしばしばであった。そんなある夜、美晴は見知らぬ男達に誘拐されそうになるが、光るリフレイ・ドレスに身を包んだ超人的な身のこなしの女性二人に助けられて…。
今回の千波美達の任務は、北海道にある全寮制女子校へ潜入捜査することだった。冷たい眼差しの麻織を尻目に制服を着て女子高生気分の千波美。とんでもなくお嬢様学校な様子に戸惑いながらも毎月行われている健康診断が怪しいことを突き止めた二人は、物々しく警備されたレントゲン車の中で驚きのデータを見つけて…。
15歳の女子中学生・神崎京子を調査する事になった千波美と麻織。京子の母親は安満沢村に住んでいた事がある。そしてどうやらタイプE事象は自宅で発現するらしい。何故自宅で発現するのか? 彼女の自宅で近辺で調査を始める。早速立場を隠して彼女に接近を試みる二人だがそこにはやはり例の組織の影があった!
リフレイ・ドレスについての意見交換会のために北海道へ来た麻織。彼女は、歓迎パーティーでの和気あいあいな千波美と光太郎に半ば呆れ顔で素っ気なかった。だが、彼女が不機嫌に見えるのはそれだけが理由では無く、TYPE-E故に周囲から疎まれて孤独に過ごした過去があり、そのトラウマに悩まされていたからで…。
その能力故か学園生活に馴染めない麻織。そんな中、麻織たちはOZに保護を求めるTYPE-Eがいる大阪へと任務で向かうことになった。だが、新幹線の向かいの座席には何故か千波美の父親である啓介が座っている。白け顔で二人と距離を置く麻織を尻目に、親子は携帯電話のデータを交換し合い別れるのだったが…。
麻織が突然行方不明になった。慌てふためく千波美は、園美へ連絡をするがパニックで手がつけられない。その翌日も消息が掴めぬまま自分達のドタバタがニュースで報じられるのを見て、一層落ち込む千波美。そんな千波美の携帯電話に、父の啓介から自分の知り合いに大阪の隅々までを熟知する男がいるという連絡が入り…。
大阪の一件以来何となく元気がない麻織。そして、「アルファー」と名乗る自称ハッカーとの接触に失敗したことを千波美のせいにするが、何故か園美達はそれを認めない。メンバーから孤立したような疎外感を味わう麻織の心の拠り所は唯一、愛犬ろろ太だけだった…。
朝、学校の校門で千波美が待ち伏せしているのに気付いた麻織は、学校とは逆方向へ行ってしまった。彼女はOZを飛び出してきたのだ。さてどうしようかと考えていたその時、以前公園で出会った不思議な雰囲気のドイツ人が車で通りかかる。どこかお互いに同じ空気を感じた二人は、一時のデートを楽しみ…。
OZの本部で千波美と麻織がトレーニングに励む様子を見守る園美と丙牛郎。その麻織の素晴らしい能力に隊員達からは、感嘆の声が漏れる。しかし園美は、彼女の自分本位の動きに対して自分のことだけを考えて動くのではなくパートナーである千波美と連携することが必要だという。そして、それは千波美も感じていて…。
母校で数年ぶりに語らう小松菜さんと千波美。小松菜さんはここで保健の先生として勤務しているのだ。懐かしい話題で盛り上がり、光太郎との仲を聞かれた千波美は照れてしまう。そして小松菜さんの仕事ぶりを見ながら何か意を決する千波美。一方、麻織は新型リフレイ・ドレスの実験でOZの研究室に光太郎とともにいた…。
OZの施設内でクリスマスパーティーを行うことになった。千波美と光太郎にヤキモキした園美が音頭を取り、クリスマスパーティーにこじつけて二人の婚約パーティーを行うと言うのだ。楽しそうなその最中、光太郎はTYPE-E能力の研究を通じて派生した利用法についてある男に語るのだった。果たしてその相手とは…。
クリスマスで賑わう街に一斉に異変が起きた。運命は…。対立か? 共存か!? 人類にアカルイミライはあるのか!?