個人タクシーの運転手、小戸川。
身寄りもなく少ない友人としか交流がない男だが、ある日過去に乗せていた少女が直後に行方不明になったことによって事件へ巻き込まれていく。
バズりたい若者、売り出し中のアイドル、売れない若手芸人、指名手配犯。
小戸川は今日も色々な客を乗せる。
現代の東京らしき街を舞台に擬人化した獣人キャラたちによる群像劇チックなアニメ。
ただ群像劇にありがちな主人公が一番影が薄く魅力がなくなるパターンではなく、小戸川が主人公であり続けていたのが面白かった。
かなり練り込まれた脚本で13話あっという間に見切れる。
1話20分ちょいで伏線も多めなので配信等で一気見推奨。
内容は何に触れてもネタバレになりそうなので割愛するが、脚本を務めた此元加津也先生は漫画「セトウツミ」で知られる漫画家。
そのお笑い好きが遺憾なく発揮されている軽快な会話と芸人の声優キャスティングがどちらもいい味でハマっていた。
トニーフランク(旧芸名の馬と魚のが有名かも)さんによる挿入歌も名曲。
曲と言えばOPのスカート×PUNPEEのオシャレ最強タッグも良かった。
僕のお気に入りのキャラはヤノ。
声優を務めたMETEORさんもぶち上がる演技だった。