このレビューはネタバレを含みます
きらら系作品としては、ゆるキャン以来のヒットだろうか、久々の快作。
というか、日常系×きらら×バンドだと、偉大なる先輩作品である「けいおん!」があるものの、こちらの方が細部が色々とリアルに作ってあって、バンドをやっていた身としては楽しく観られた。
チヤホヤされたい一心で、ギターを1日6時間練習していた主人公。
持ち前のコミュ障のせいで全くバンドを組むことができず3年間が過ぎて、たまたまの出会いで「結束バンド」にギタリストとして加入してから動き出す、彼女の青春を描く。
主人公・ぼっちの顔芸が非常に多彩で、トリッキーな演出とかもあって大変楽しめたし、スタジオに常設されてるアンプがジャズコーラスとマーシャルとアンペグだったり、そういうところが気持ちいい。
使ってるギターだったり、全ての回のタイトルだったり、実際に結束バンドがカバーしていたり、作者は間違いなくアジカンが好きなんだなと思った。
初ライブを経て、学園祭で演奏するところで終わり。
最後までぼっちの成長譚として作ってあるので凄く感情移入できたし、ぼっちを応援したくなる。