機動戦士Vガンダムの49の情報・感想・評価

バイク戦艦による地球クリーン作戦に次ぐ狂気。水着のおねーさん特攻。クレヨンしんちゃんの劇場版とかで描かれそうなふざけた作戦だが… バイク戦艦による地球クリーン作戦がテーマ（民族浄化・非核プロパガンダ）的には全然おふざけではない、Vガンダムという作品にふさわしい展開で、かつ全然おふざけではない残酷な展開となったように、この〝水着のおねーさん特攻〟もまた、テーマ的には理に適っているし、やはり全然笑えない残酷な展開である。 ビームサーベルでの焼却もだいぶエグイとは思っていたが、生身の人間をMSで殴るのは、意外にも過去の全ガンダムシリーズで一番エグいと感じたシーンだったかもしれない。 Zガンダムでは「手に血がつかない人殺しでは、痛みは分からんのだ」というシャアの名言があったが…この方法で殺していたら、（直接手に血はつかないとはいえ）だいぶ心は痛むと思う。下手したら、銃殺よりも手に伝わる触感はありそうだ。ニュータイプだったらなおさら。 しかし、度重なる戦争によってウッソが〝戦争マニア〟化しかけていたからなのか…それともエンジェル・ハイロゥがウッソの精神を鈍化させる逆効果を与えていたからなのか…ウッソには効かず、カテジナもついに衝撃を受け、ある意味ではウッソをただの子供ではなく〝男〟として認識するようになるのだった（そして51話の「私を奪い合う男」に繋がる）。

さすがにビキニは笑った。この段階でふざけてくるとは思わなかった。しかし、ウッソの感性は鈍くなっていると思う。エンジェル・ハイロゥのせいで、仮想だと思い込むようになったのかもしれない。カテジナにとっては不利に働いた。

「マーベットがアタシたちの子供を産んでくれるって意味、あんたらにわからないよ！！先にいった連中にこの事を教えに行かなくちゃならないんでね！」（ユカ・マイラス） シャクティを救出するためにエンジェル・ハイロゥを目指すウッソ達。 その行手を新型機ゴトラタンに乗ったカテジナが遮ります。 設定をみるとサイコミュ搭載機なんですね、ゴトラタン。 カテジナの反応力を底上げして、ウッソ達を感知させています。 カテジナとしては前話でクロノクルが言っていた、「白いヤツのクビをカガチに前に差し出して、エンジェル・ハイロゥの下に引き出すのだ」というのを実践したいんですね。 クロノクルにとって一番大切だったのは姉マリアで、初めはマリアをカガチ達から護るために、軍に入り上を目指していましたが、マリアを失った今はカガチ達が許せないのでしょう。 カテジナとしてもそれを叶えてあげたいから、ウッソにこだわる。 でも、ウッソはカテジナを振り切ってエンジェル・ハイロゥにとりつきます。 この時の装備がアサルト・バスターですが、やっぱりかなりゴテゴテしてますよね。 V2って光の翼だけでも他を圧倒できるスペックだし、ここまでのものは要らないのでは？ というか、これよりもV2自体の数を揃えた方が良いですよね。 オリファーが別機に乗っていたんだから、もう作れないということもないだろうに。 V1は劇中でもガンガン補充されていますしね。カミオンの老人達専用のおもちゃみたいなものなのかな。 ユカ・マイラスが戦死しますが、これはどちらかといえば自身が望んで死に急いだ感があります。上のセリフの通りです。 後期シュラク隊の要でしたからね、残念です。 内部に潜入したウッソを倒すために、水着姿のネネカ達に肉弾攻撃を仕掛けさせるカテジナ。 あの水着って、どこに持ってたんですかね（笑）？ エンジェル・ハイロゥに常備してたわけでも、MSに備え付けてあるわけでもあるまいし。 そして、V2でそれを振り払うウッソですが、このシーンはかなりエグいですね。 生身の人間とMSがまともにやればああなるわけで、MSはほぼダメージなしですが、ウッソの心はえぐられます。 続いては鹵獲してあったガンイージで不意打ち。やり方がかなりドス黒くなってきたカテジナですが、心の奥では普通の手段ではウッソには勝てないということと、それでもウッソは自分に憧れ続けてくれているはずだから自分を討つことはないだろうという甘い目算があると思います。 吹っ切れてコックピットを貫こうとするウッソに驚いていますが、いや、それは仕方ないってば（笑）。 でも、カテジナもこの後、すべてを振り切って鬼神のような戦いぶりをみせます。 ついに地球に降下したエンジェル・ハイロゥ。いくらなんでもあれほどのものが大気圏を無事突破できたことがいちばんの驚きです。しかも一番外側とはいえ外壁壊れているのに。 地球の空を舞台に最後の戦いが始まります。

ユカさんの戦死 カテジナ考案のドスケベ舞台 シャクティ救出 大気圏突入 てんこ盛り

天使の輪の上の近衛兵、まさにアークエンジェル(生身即撃破) カテジナさんが戦時と洗脳にやられてどこまでもクソになってしまってるのが悔しく悲しいエンジェルハイロウのうめき声がゾワ怖い

カテジナさんが考案した少年ウッソに対抗する術が、お姉さん達を布面積が小さいビキニの格好にさせて迎え撃つとは、発想が馬鹿で姑息で阿保なんだけどもMSで生身の人間と戦う忌避感を与えるから上手いこと考えられている。しかし、一部は遠慮なく殺しちゃってるんで、むしろヤバかった。 カテジナさん考案のビキニお姉さん作戦の説明中に、何故だかパイスーをグイッと脱いで胸元を出すのか分からないが熱意は伝わるよね、何それ。