あられ

サイボーグ009(第2作)のあられのネタバレレビュー・内容・結末

サイボーグ009(第2作)(1979年製作のアニメ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

名曲OP「誰がために」の曲がかかってる間、バックには島村ジョーの横顔が映し出されているw サビの前にジョーのアップ再び。そしてすごく長い一筋の涙。イケメンの涙に弱い世の女性たちは、これで心を鷲掴みにされます😆

シリーズによって外見が変化する島村ジョー。彼はイケメンでかっこいいのですが、この1979年版= 新昭和版のジョーは、髪が金髪で、かっこいいと言うよりはかわいらしくてアイドルみたいな顔をしています。私の一番のお気に入りジョーです😊

またこのシリーズでは、ハーモニー処理された建物とか風景が、印象派の絵画っぽくて好きです😊

素晴らしい単発エピソードは多かったのですが、全体的なストーリー展開は微妙なんですよね😰

① 宇宙樹編 1-9話
巨人やら神様やらが出てきて、やたら横柄で人間を奴隷扱い。力こそ正義とか言う神w 神が支配者のようですw

その神々であるオーディン、ロキ、トール、フレイヤの正体にびっくりというか、がっかりw 風呂敷を広げすぎたせいか、終わり方が中途半端で??ちょっと打ち切り漫画っぽい、ひどい終わらせ方にもなってるw

「我々は人間だ」と切ない主張をする009に、オーディンの持論炸裂w「愚か者め。我々サイボーグは、神に、支配者になる以外、人間社会において決して幸せにはなれないのだ。決してな」

② 戦士の休暇編 10-21話
9人の過去&現在に関するオムニバスエピソード。サイボーグの説明がなく、いきなり宇宙樹編が始まるので、サイボーグ戦士になった経緯がここでやっとわかりますw

サイボーグになったことで、昔の仲間との信頼関係、友情、愛情が容赦なく終わってしまうことの悲しさ、虚しさに涙が出ます😭サイボーグであることを言えずに、恋愛がうまくいかなかったり、昔輸血してもらった仲間に輸血できなくて人でなし扱いを受けたり😭

特に20話のジョーの元カノ、マユミの回の話は、情け容赦のないきつい話でした。

ジョーに護衛を頼むマユミ。現在の彼レバンはスパイで命を狙われている。サイボーグである事を隠したい戦い方のジョーに、怒りを見せるマユミw

「お願い。私たちを助けて、あなたの鋼鉄の体で」どうやらジョーがサイボーグと知っていたみたいです😰

ショックを受けるジョー😭「サイボーグじゃなかったら…」この辺の二人のやり取りは、マユミが鬼畜すぎて泣けてきます😭

そしてジョーが必死で敵と戦っているのに、振り返ることもなく逃げていくマユミとレバン😭サブタイトルは「裏切りの砂漠」だしね😭

12話のボクサーのタケシのとのエピソードでも、助けてもらったのに、サイボーグのジョーのことを、タケシは「戦いのおばけ」とか言ってたけど、後で間違いに気づいて反省する。

しかし、マユミの場合はそんなこと微塵もなかった😰優しすぎるジョー。裏切られても人々を救わなければいけないサイボーグ。人間としても認めてもらえない。報われないし切ない😭

女たらし島村ジョーw もう一人の元カノ、ユリの話も出てきます。彼の女性問題のたびに、浮かない顔つきのフランソワーズが映し出されますw

しかし、戦士の休暇編ラストの21話では仲睦まじいジョーとフランソワーズの姿が。そしてそれをそっと見守るジェロニモ。

③ ネオ・ブラック・ゴースト編 22-50話
旧昭和版でブラック・ゴーストが全滅し、今回の再編成時にネオ・ブラック・ゴーストに。

首領は三つ子のサイボーグで、中央が機械の顔のブラフマー、左半分が機械の顔のヴィシュヌ、右半分が機械の顔のシヴァ。サイボーグ化する際、善の心は全て取り除いてしまったので、悪の心しか持っていない。

三人はお互いに意思の疎通ができて、共鳴もする。誰かが怪我をすれば、残りの二人も同じ場所に痛みを伴うので、ピンチがわかる。だから敵は三人には容易に手出しできないw 彼らは自身では戦わず、黒幕に徹する。

この三人にそっくりの顔を持つ、善の心しか持たない「東洋のイエス」と呼ばれるガンダールも登場。

サイボーグ戦士たちは強敵である三つ子と直接戦わなかった。ネオ・ブラック・ゴーストを滅ぼせたのは、ガンダールのおかげでしたw

ネオ・ブラック・ゴースト編の最後の方で何故か死んだはずのオーディンがまた出てくる。

次の首領の座を狙ってるようでもあるけど、なんの説明もないまま終わってしまったw 打ち切りとしか…w オーディンが首領になった話が観たかったですw




(マイ★ヒーローチャンネル)
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