このレビューはネタバレを含みます
自宅で。
2021年のアメリカの作品。
監督はブライアン・アンドリュース。
最近のMCUでは重要な要素である「マルチバース」の設定を最大限に活かしたアニメシリーズ。
例えば、スティーブではなくカーターがキャップになったり(ドクターストレンジで出てた彼女?)、ソーが一人っ子だったり、果てはアベンジャーズがみんなゾンビになっちゃう世界観だったり…。
しかも、最終的なラスボスは倒されなかったウルトロンだったりするカオスっぷり。
そんな様々な「if」をウォッチャーという全てのマルチバースを管理するキャラが「世にも奇妙な物語」のタモリ的な狂言回しで最初と最後に出てくる構成なんだけど、終盤にかけて、ウォッチャー自身も戦ったりする(しかも、結構強いw)。
てっきりオムニバスの感じで最後までいくと思いきや、終盤ではそれぞれのマルチバースで印象的な活躍をした「if」キャラが結集。マルチバース・アベンジャーズを結成して、完全体ウルトロンと戦うことになるんだけど、それぞれのピースがかっちりとはまってラスボスに挑む様はそれだけでやっぱ熱いよね(惜しむらくは、ガモーラのエピソードもちゃんと描いて欲しかった…)。
まぁ、といっても、実写するだけで膨大なお金がかかりそうなので、代わりにアニメにしちゃってる分、吹き替えのキャストはオリジナルでそれはそれですごいんだけど、迫力としては劣っちゃってると正直なところ感じた。
あと、やはりオムニバスなだけあってエピソードに当たり外れが…。
まぁ個人的にはティ・チャラがガーディアンズ化するお話とみんなゾンビになっちゃう話が好きかな。2話のサノスが普通に団の一員としてみんなと一緒にいるのがウケたw
やっぱ、こういうシリーズは実写で観たいなぁ。