きゅうげん

進撃の巨人 Season3のきゅうげんのレビュー・感想・評価

進撃の巨人 Season3(2018年製作のアニメ)
3.9
軍事クーデターから女王即位、奪還作戦に地下室の秘密や世界の真相と、どんどんスケールアップしてゆく3rdシーズン。
巨人vs人間や巨人vs巨人など事態は目まぐるしい展開をみせますが、最も壮絶で悲痛な内容は「生かすのはアルミンか、エルヴィンか」というとてもパーソナルなドラマに。
こういうマクロな流れとミクロな流れを絡ませるストーリーテリングが、『進撃』はホント上手ですね〜。
個人的に大感激したのは、ヒストリアが「父親も神様も人類もみんなクソ喰らえ!」って吹っ切れたところ。

とはいえ、軍事政権による前王朝の否定と新女王の擁立→外からの脅威を訴える布告……という政治動向を市民側からみたら、私でも陰謀論に堕しかねないっすね……。ヒストリア女王の人の良さは分かってるし、土地の奪還作戦も成功してるだけに、民主的な軍政という矛盾した構図が歯がゆい。
もちろん、腐りきった貴族と宗教家による密室の合議制の前政権のが最悪ですけど。

てか誌面途中離脱組なので今後の展開知らないんですが、巨人の力をもつフクロウがミカサとアルミンとの名前を口にするってどゆこと?
共有する記憶は遡上もするってこと?
巨人≒Dr.マンハッタンみたいなこと?