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進撃の巨人 The Final Season 完結編(後編)のmasatanのレビュー・感想・評価

5.0
片目見えないし指は足りないし足も動かないのにミカサの次くらいにバチバチに動いてたリヴァイがすごすぎる。
アッカーマンが繋いで地ならしを止めたシーンはWIT時代の立体機動装置の動きを彷彿とさせる躍動感しかないカメラワークと作画で鳥肌が立ちすぎた。
中学生のころからやっていたアニメ進撃の巨人がMAPPAに引き継がれ最後まで見ることができて感謝しかない。

進撃の巨人はまるで人間の歴史のように壮大で現実感のある作品。2000年も前の確執を1人の現代の子に押し付けるなんて、先祖のせいでおっぱじめた戦いをなんでただの1子孫が犠牲にならなきゃならない。現実の戦争でもリンクしているからもどかしい。

エレンはNHKの某プロフェッショナル番組で「自由とは、人々の命や日常生活が脅かされることなく継続していくこと。ただ木陰で昼寝ができたらそれだけでよかった」と話した。自由を求めて戦わざるをえなかったエレンに、今でも続く戦いの連鎖をどう見ているのだろう。エレンが命懸けで求めた自由は引き継がれていったのだろうか。

進撃の巨人のような傑作にお目にかかることは人生でほとんどないと思うので、我々オタクは10年、いや20、30年以上は引きずる覚悟です。
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