このレビューはネタバレを含みます
家庭に色々あった4歳のコタロー。
彼がアパートで一人暮らしすることになって、コタローの闇を見せつつ、住人たちと優しい時間を過ごすストーリー。
同じアパートに住む売れない漫画家、キャバ嬢、裏社会に生きるおじさん•••だけでなく、編集さん、生活費を持ってくる弁護士、父親に依頼されて近づいてきた探偵、こういった周囲の人々も絡んでくる。
あまり詳細に描写されないのだけど、たぶんコタローは父親がDV男で、母親が出て行ったってことなんだと思う。
4歳が一人暮らしっていうのがまずファンタジーなんだけど、家庭環境が複雑な子どもがどう感じるのかっていうのが色んなエピソードで語られる。
特に園児のみんなからご飯の残りを渡されるとことか、ティッシュの件とか辛い。
出て行った母親の家の墓参りに行った時に、カリノが母親の死を知って、唯一嘘をつくところなかなかキツい。