とぅん

プラネテスのとぅんのネタバレレビュー・内容・結末

プラネテス(2003年製作のアニメ)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

NHKアニメの傑作。

中盤までは、主人公のハチマキとタナベを中心に、宇宙のゴミ「スペースデブリ」を回収するのを生業としたデブリ課の面々を描くのだけど、彼らの職場の人間模様がとにかく面白い。

2人が結ばれていく流れはまぁ普通なんだけど、途中のユーリの話とかハチマキが宇宙に放り出されたことでメンタルの病にかかるところとか、そっちの方が面白かったわ。

後半は木星開拓のプロジェクトにチャレンジするために会社を辞めて孤独になるハチマキだったり、結局プロジェクトは先進国を潤すためのものだからってことでテロリストが色々とやらかしたり、どんどん重たい空気感になっていく。

愛を叫んだタナベは、テロリストの仲間だったクレアを助けるために酸素欠乏となった結果、車椅子に乗った状態になって、
ハチマキは自ら孤独な道を選んで突き進むも、何かが足りないと言わんばかりにボーッとしてしまって、バイク事故を起こす。

2人が再会してから、宇宙にまた行くまでの流れは、結局は愛や繋がりなんだなって着地で、絆こそが宇宙みたいなところに落ち着くのが良かったなぁ。
最後の「結婚しよう」「うん」は震えた。
とぅん

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