このレビューはネタバレを含みます
電脳コイルの磯監督が、十数年ぶりに手がけた最新作。
相変わらずしっかりしたSFなんだけども、めちゃくちゃ本格的な世界観なのに、描かれるのは電脳コイルと同じくジュブナイルものであるというところに監督らしさを感じる。
最初はいがみ合ってた２人の少年が最後には仕事のパートナーになってるところとか、結構あるあるな展開でホッとするなぁ。
11次元の感覚を手に入れるところなんかは、「インターステラー」にも通ずるものを感じたな。参考にしてるのかな。
ただ、終盤の駆け足かつ説明省きまくりの展開はちょっと厳しかったな。
最終的に全てAIの思惑どおりになっていて、果たして本当にAIがここまでの知能を持った時に、人間に寄り添ってくれるのか疑問だなとは思った。
