アキオ

ONI ~ 神々山のおなりのアキオのレビュー・感想・評価

ONI ~ 神々山のおなり(2022年製作のアニメ)
4.5
この世界の「鬼」と言う存在は得体の知れないものへの恐怖心「恐れの影」を指している。

なので、なりどん達のような鬼の見た目をしたものとは違うことを念頭に。

フェルト風の可愛いビジュアルの3DCGで、しかもエフェクトと光の当て方がめちゃくちゃ上手いのが注目ポイント!

3DCGやけど、当初はストップモーションを想定した作品やからそこまで違和感なく楽しめるはず!

しかも、キャラクターの見た目が性格を想起させられるように作られてるのも良い!
子供が見てもわかりやすいような作りなのでオススメ!

鬼は恐れられるもの、絶対悪みたいなイメージがあるけど、こう言う悪と思われるものが心優しい性格で、主人公として描かれる作品って増えてきてるけど、大体良作よな。

愛だよな。
結局、親に似るのは遺伝もあるやろけど、環境の方が大きい気がするな。親の価値観や考え方、行動パターンをトレースしてそれが性格として形成されて行く。

おなりのアイデンティティとの葛藤は凄く刺さった。理想と現実のギャップに悩んでも、持ち前の勇敢さを武器にそれが差別化、ヒーローとしての素質として開花したのが良かった。特別な何かを持っていなくても、心で人を動かす。何もなくても自分を武器に。忘れないでおこう。

俺も子煩悩で大好きな人に対して犬であり続ける人間で居続けたいな笑

物語も4話構成で起承転結に分かれていて、凄くまとまった作りになってる。子供向けってところが考えられていて、比較的単純やけど、凄く心に刺さる内容。

編集します。
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