にゃん

道産子ギャルはなまらめんこいのにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

内容
1. 東京から北海道北見市の高校へ転校した四季翼は、真冬の氷点下でも生足&ミニスカな“道産子ギャル”の冬木美波に、道に迷っていたところを助けられる。同じ高校へ通うことがわかると、美波は翼と一気にトモダチに。距離感近めで、天真爛漫な美波に、翼のココロはドキドキしっぱなし。でも、何も知らなかった北海道のことが、美波との毎日で、翼はどんどん好きになっていく。やがてその気持ちは、ふたりの関係も変えていく。

2. “北見冬まつり”に美波と行くことになった翼は「これって…デート!?」と緊張してしまう。美波から届くメッセージや自撮り写真にお祭り前から浮かれる翼に対して、美波は少しの不安を抱く。そしてある日、興味津々な美波が翼の家に来ることになる。その道すがら、美波は小さなかまくらを発見し、一緒に入ろうと翼の手を取る。いつも以上の密着に翼はドキドキしてしまうが、背後から偶然その場に居合わせた祖母に声をかけられる。

3. 学校の授業でスキーを初めて経験する翼とは対象的に、美波は自信満々。そんな二人のやり取りを同じクラスの黒髪清楚ギャル、秋野沙友理がどこか迷惑そうに横目で見ていた。仲良くなりたい美波に反して、沙友理は素知らぬ顔。クラスメートとうまく距離を縮められない美波の姿に、翼は驚く。その後、一緒に練習していた翼と沙友理は打ち解けられないまま時間が過ぎる。だが、休み時間バスに忘れ物を取りに行った翼は、下着姿で汗を拭いていた沙友理に出くわしてしまう。

4. 猛吹雪の中、スキー授業で全身筋肉痛の翼は車で登校中の美波に声を掛けられる。美波そっくりな母・眞衣が運転する車に同乗させてもらった翼は、親子そろってギャル、そしてイジり体質を持つ冬木家の血筋を感じながら登校する。スキー授業の一件で打ち解けた翼と沙友理は、ゲームの師弟関係になっていた。そんな二人をうらやましく思う美波も参加し、3人そろって遊びに行くことに。美波の屈託のない性格に触れ、沙友理の気持ちにも変化が起きていく。

5. カラオケに来ていた翼のクラスメイトたちは、近づいてきたバレンタインデーの話で盛り上がっていた。美波には決まった渡す人がいないことを知って、翼はなぜか安心する。バレンタインデーには興味がないと言っていた沙友理だが、後日バレンタインフェアを遠目から見ているところを美波とばったり出くわしてしまう。どうしても翼の顔がよぎってしまう沙友理は、美波と一緒にチョコを買うことに。そして沙友理は意を決してチョコの作り方を美波に聞くことに。

6. 翼たちは美波の家で期末テストに向けて勉強会を開く。勉強に熱中するあまり門限を忘れ、慌てて冬木家を出る翼は、車で自宅まで送ってもらうことになる。眞衣はバレンタインデー当日の美波の様子や、翼に対して感謝の気持ちを伝える。翌日、翼は登校中に日本人離れした美少女・夏川怜奈と出会う。彼女は学園祭のミスコンで2連覇を果たした、美波が憧れる先輩だった。その夜、怜奈が隣の家に住んでいたようで回覧板を届けに翼の家に現れる。

7. 祖母の四季楓から「期末テストで10位以内に入れない場合は東京に帰らせる」と言われ、思い悩む翼の元に怜奈が現れる。行き詰まっていた翼は、学年1位の頭脳持つ彼女に勉強を教えてもらうことに。図書委員でもある怜奈の提案で、図書準備室で二人きりで勉強会を開くことになるが、その勉強会の後に怜奈が“ご褒美”が欲しいと言い出す。一方、翼と怜奈の親しげな様子を目の当たりにした美波は、胸の中にかすかな違和感を抱く。

8. 翼は見事学年3位になる。勉強を教えてくれた怜奈の言うご褒美は休日に和装でデートすること。そんな2人のデート現場を目撃した美波の母・眞衣の知らせで現場へと向かう美波と何故か呼ばれた沙友理。楽しげに過ごす二人を美波は遠くから監視する。映画を楽しんだ後、ヒロインのサクセスストーリーに涙を流していた怜奈は、自身のこれまでの境遇を翼に語り始める。努力をしても全てを認めてもらえないと、もどかしい気持ちを抱える怜奈の話を聞き、自分の境遇と重ねた翼は、まだ誰にもしたことのない翼自身の話を語り始める。

9. 世間はホワイトデー。以前のバレンタインデーで美波が手作りでなかったことに酷い反応をしてしまったことを後悔していたクラスの松尾。翼に相談し、お返しと共に謝罪する事を提案され実行、無事美波と晴れて仲直りでき、相談に乗ってくれた翼へのお礼として、ワカサギ釣りに連れて行く。釣り場で居合わせた美波も一緒に行動する中、一同はメイクの話題に。将来は美容の勉強のため留学をしたいと真剣に話す美波に、翼は驚く。後日、風邪をひいてしまい孤独感にさいなまれる翼の元に、美波が息を切らして見舞いに現れる。美波は何も考えなしに額をくっつけて来たりで翼の顔は真っ赤に。そんな翼の様子に勘違いした美波は自分に出来ることはないかと問う。翼は意識が朦朧とする中で美波に"そばにいて"と呟く。
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