このレビューはネタバレを含みます
「成蟜の乱」「著雍の戦い」「アイ国の反乱」が描かれた、原作漫画の34巻～40巻に相当するアニメシリーズ。全26話。
王弟・成蟜の反乱は、実質的には成蟜の名を借りた屯留代官・蒲鶮（ほかく）の乱ですね。 可愛げのなかった成蟜ですが、蒲鶮と刺し違えて果てる様はさすがに迫るものがあり、彼も戦国の世に翻弄された一人だったとハッとします。
そして魏火龍七師の霊凰（れいおう）・凱孟・紫伯（しはく）が登場する著雍の戦い。難敵揃いで見応え十分。 特に槍の名手・紫伯の冷酷無比な強さは鳥肌もの。
続くアイ国の反乱は嬴政の母・太后が嫪アイ（ろうあい）を担いで嗾けた内乱。 成人し「加冠の儀」を執り行うものの、国内外の戦乱に息つく暇のない政。 狷介な呂不韋との論戦もくぐり抜け、観ているこっちが疲労困憊。 今後の展開は第５シリーズへ。
