第1期では描かれなかった原作エピソードが明かされる第2期。
第1期の時点で卒業まで描いたが、その過程でカットされた原作話数の映像化となっている。それだけに本作を知っていることが前提の作りに。主要な制作スタッフは2年半前に放送された第1期から続投しており、変わらぬ映像を目にすることができる。
全編に渡って派手に動かすような作画はないものの、本社・グロス回を問わず安定した作画が観られる。それはキャラクターデザインの飯塚晴子氏が全話で総作監として参加していることもあるだろう。
内容的には物語の特性上、ストーリーのキーとなる話というよりはサイドストーリーがほぼ全てを占める。それは普段の何気ない日常生活に当たるものであり、却って肩の力を抜いて観られる良さでもあった。
お気に入り話数:12
石浜氏が手掛ける次作が気になるところ。