「新しくありたいか月日を重ねたいかは
それぞれ違うもんだろ」
ニャンコ先生が夏目のことを
ちゃんと理解しているのが良い。
「大変なものを1人で抱え込んでしまってたんだね」
「いえ、そうでもないですよ」
妖怪のせいで沢山嫌な目に合ってきたにも関わらず、
沢山の出会いによって大きく変わっていく夏目の姿を見て、
自然と涙が溢れた。
「そんな危ないもの燃やしてしまえばいいのに」
っていう名取さんの言葉から
夏目の優しさを改めて感じた。
友人帳の存在を厄介払いせずに、
危険を犯しながら妖怪たちに名を返してあげる
心の綺麗な人なんだと改めて知ることが出来た。
最後の言葉がいつも素敵で、
繰り返し見てしまう程心が暖かくなる。