父の"かくしごと"は―――？
10歳～18歳の姫と父、もういない母の絆を描いた人情コメディ。
原作者の実体験を基に描かれる、漫画家あるあるが盛り沢山の過去パート、そしてOP映像および時折本編に入る現代パート。シリアスとギャグの絶妙なバランスというか、何故18歳の姫は一人なのか？何故母はいないのか？という中々全体像を見せないミステリー要素があるので、続きが気になる構成。そして、最終回で全ての伏線が明らかにされた時、OPの違和感も払拭され、『かくしごと』というタイトルのダブルミーニングに鳥肌がたつ。
勿論最終回はえらく展開が早く、肝心の母親の素性もあまり描かれないため、ハッピーエンドに見えるもののどこかモヤモヤが残る。どうやら母親とのエピソードについては、劇場編集版で描かれるとのことなので、母親の"かくしごと"もどう描かれるか興味がある。今のところ地元では公開ないけど。
