ポレポレ

死との約束のポレポレのネタバレレビュー・内容・結末

死との約束(2021年製作のドラマ)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

フジテレビ(「三谷幸喜最新作『スオミの話をしよう』公開記念」)で視聴。

1938年に発表されたAgatha Christie『Appointment with Death(死との約束)』を、昭和30年の熊野でのミステリーに翻案。キャスティングは“三谷組”で固められ、華やかさは少ない。

Hercule Poirot→勝呂武尊(野村萬斎)
Mrs. Boynton→本堂夫人(松坂慶子)
Lennox Boynton→本堂礼一郎(山本耕史)
Nadine Boynton→本堂凪子(シルビア・グラブ)
Raymond Boynton→本堂主水(市原隼人)
Carol Boynton→本堂鏡子(堀田真由)
Ginevra Boynton→本堂絢奈(原菜乃華)
Sarah King→沙羅絹子(比嘉愛未)
Jefferson Cope→十文字幸太(坪倉由幸)
Amabel Pierce→飛鳥ハナ(長野里美)
Colonel Carbury→川張大作(阿南健治)
Lady Westholme→上杉穂波(鈴木京香)

上杉穂波の旧姓「佐古」はCountess Vera Rossakoffからか?

虚栄心の塊のクソ婆あ 本堂夫人を松坂慶子が好演。本当にぶっ殺したくなるくらい嫌な女だった🤬! 礼一郎が上半身裸にサスペンダーを付けた姿で「俺を見捨てないでくれ凪子!」と叫ぶ場面は、絶対やりにいっている😅。

以前観たDavid Suchet主演のTVドラマ版と展開が異なるが、本作のほうが原作により準拠しているらしい。
2021年放送時にはあった、勝呂と川張が上杉と飛鳥を事情聴取した際に飛鳥の為人--極端なほど周囲に流されやすい性格で、他人の言動を真似る--を勝呂が確かめる場面がカットされていた。

事件終結後、どこからか転がってきた梵天を手に取り、上杉にキスされた頰に当てがいながら涙する勝呂の姿が哀しい。
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