そろいの赤ジャージで悪霊退治をするカウンターと呼ばれる四人組。一人が悪霊に殺されてしまい、新しいメンバーはいじめられっ子の男子高校生（チョ・ビョンギュ＝菅田将暉似）。おばさん・おじさん・姉さん・高校生という変わった組合せの四人が悪霊と戦う。
設定も面白いし、アクションも堪能できる。主人公の高校生も正義感が強くて良い子。何よりドラマを支えていたのは悪役である悪霊役、イ・ホンネ。もんのすごく強くて、怖くて、凶悪。１ミリも勝てる気がしない。
設定が入り組んでいるのに（入り組んでいるから？）、つじつまが合わないことがものすごく多いけど、前半はそれも笑って見過ごせるくらい勢いがあって面白かった。
ただ例の憎々しい悪役がいなくなってから（あの死に方、納得いかん）ぼんやしし始めた。さらなる凶悪な悪霊が登場するんだけど、体格的にも年齢的にも弱々しく、カウンター達との戦いでは悪霊が気の毒になるくらい。しかも最終回は振り返りシーンが多い水増しぶりのうえ、お涙頂戴。なぜあんなに失速してしまったのか疑問だ。こんなに脚本にブレがあるドラマを久しぶりに見た。前半は見る価値があったのに…。
