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シュリンキング:悩めるセラピストのmendeのレビュー・感想・評価

3.8
<無傷の人はいない>
主人公のジミーはセラピスト。でも妻を亡くしたことで深く傷ついている。ほんとは他人のセラピーをやってる場合じゃない。
そのうち患者にも自分の内面をさらけ出し始め、なんとそれが彼の心を癒す方向に……。
登場人物はみんなどこか心に傷を抱えている。セラピストだってそうだ。セラピストの上司だって同僚だってそうだ。たぶん私たちも同じだ。無傷の人なんていない。傷の深さはそれぞれ違うにしても、メンタルケアが大切であることを感じられた。
本当に心温まるドラマで、登場人物みんなに好感がもてるのもよかった。

ただ主人公の境遇がかなり恵まれたものであるのも確か。そういうことを言い出したらきりがないのはわかっちゃいるのだけど。
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