ひこ

スター・ウォーズ:アソーカのひこのレビュー・感想・評価

スター・ウォーズ:アソーカ(2023年製作のドラマ)
4.8
本気とリスペクトを120%感じる!
ドラマシリーズで明らかな最高レベル!
ちゃんとスターウォーズ! これがエピソード7でもいいぐらい。ただしかなりコアなファン向け。
ライトセイバーシーンから宇宙でのアクションしっかりスターウォーズしてます!

オープニングロールから興奮する。正当な続編だとでも語るかのよう。両者がマスターと弟子の感じ、2人でローブでデカい艦隊に乗り込む感じ、お姫様助けに来ました風演出(善悪逆)、なんか過去の1とか4とかへのオマージュ満載。闇の誘惑の心理戦の会話。やや未開の種族との連携、8で捨てられた今まで大事にしてきた必ずあるセリフとか、大事にしてきたものが久々に受け継がれた。
そして初実写キャラのオンパレード。サプライズもまぁ毎話に沢山。いやいやクローンウォーズの実写化は反則すぎてそれだけで泣きそうになる。
音楽も印象的な新メロはないにしてもジョンウィリアムズを思い出させてくれるしっかりとしたオーケストラなのも◎。サプライズキャラごと等に帝国やフォースのテーマなどがうっすら聞こえるだけで鳥肌。
アニメシリーズでも完成度の高かった反乱者たちの正当な続編かつ実写化といったところ。アニメシリーズを追いかけてきたファンへのご褒美要素沢山。
というかこれタイトル、アソーカじゃねぇだろ。反乱者たちの実写版だよ。

アソーカがクローンウォーズから思えばすっかり大人でマスターなところがそもそも成長を見てきたファンとして胸アツ。

熱狂的スターウォーズファンは最高に興奮するが、
新入りは必要設定が多すぎるのが唯一残念かもしれないけどそれでも十分楽しめる内容だと思う。
ちゃんと味わうにはかなりの数のスピンオフを見る必要がある。
反乱者たちやクローンウォーズがマストだし、時系列思えばマンダロリアンやボバフェットも必要という初心者がちゃんと追いかけるにはあまりに予習が必要。

ただ7~9のあまりにひどかったディズニーの数少ない挽回策であることは間違いないし、なんとか未来にも希望は託された。
ルーカスが最後に生んだアソーカがあまりにファンに愛されたゆえ、本気にならざるをえなかったドラマ!
ドラマとは思えない。
これこそ続編と言わんばかり新たなシーズンの映画を観たようだった。スターウォーズ熱がここまで復活したのは何年ぶりだろう。

めちゃくちゃ続きないと困る終わり方だったので、この際
スローンのせいで時空に歪みが生じて分岐点が生まれ、別のエピソード7へ続く…希望!
ひこ

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