ファイナルアンサー?
とみのもんたがチャレンジャーに問うあの番組。
ミリオネア。
日本人でも誰でも知るあの番組が、イギリスでこんな風に生まれたなんて。そして、こんな騒動があったなんて。
ミリオネアは小さい頃に終わってしまったので、このクイズに人間が出る面白さまでには気付かなかったし、このビジネスの仕掛けももちろん知らなかった。
母が、昔「風雲たけし城」に応募したけど行けなかったという話をしていて、かつてテレビはもっと視聴者、一般人のものだったよなと感じた。
その100万ポンドという賞金の高さは、純粋にクイズやテレビを楽しむ人たちを超えて、それを利用した犯罪(に近い行為)に繋がっていく。
番組が正当に回答者に払った賞金のうちの何割もが、一個人、一グループに支払われる結果となったというのも、私たちは純粋に人々を信じすぎなのかもしれないと考えさせられることに。
主人公の夫婦については、本人たちが今でも否定しているので、どちらとも示しているわけではないけれど、だからこそリアルだったなと思う。
マシュー・マグファディン(めっちゃ一般人ぽいの)、シアン・クリフォードはもちろん司会者役のマイケル・シーンが、印象的だった。