ねまる

侵入者たちの晩餐のねまるのレビュー・感想・評価

侵入者たちの晩餐(2024年製作のドラマ)
3.6
バカリズムの書く女子トークにある不思議なリアルさはなんなんだろう。
しかもそれがいつまででも観ていられる会話。

今作の菊地凛子×平岩紙×吉田羊の無限に続きそうなロートーンの会話も、耳馴染みがやけに良いんだよね。3人とも話し方に特徴があるのが、むしろ親しみを感じていく。

細かい章立てのテンポも、タイトルがネタ名というか、一回一回ワクワクするトリガーになってた。
賃金格差、脱税、配達バイト、ファン心理など、現代のテーマもさらっと盛り込まれていたりするのも、いちいち面白かったし、「この人は通報でいい」みたいな第三者的価値観ジャッジにもネタだけでなく、怖さみたいなものもあった気がする。

毎年こんな単発ドラマが見られたら、幸せだろうな〜
正月だからって華々しくなくてもいい。
私たちが今見つめるべきコメディ。
ねまる

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