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東京と神奈川の境界線を流れていく⽔が東京湾に注ぎ込み、⼤きな空が広がる多摩川。 ⾃然豊かな川辺のそばを、スポーツを楽しむ人たちや、肩を寄せる恋人たち、歌の練習をする学⽣たち、⾃転⾞を⾛らせる人などが、思い思いに⾏き交っている。そんな川沿いで日々を過ごす人々の 2020年コロナ禍の春。 勤めていた会社を退職した妃登美(夏帆)は、思い出の味を頼りに亡き祖父が営んでいた食堂を再開させるが、2020年春、客足は激減。店をたたもうかと考えていると、ひとりの男性客・光⽣(斎藤工)が頻繁に来店し、祖父の代に人気メニューだった「あんかけレバニラ」と瓶ビールを注文するようになる。 「実家に帰れない、寮で暮らす⼤学⽣」「マッチングアプリで出会った年の離れた男⼥」「ウーバーイーツでバイトをする娘と父親」「在宅勤務で24時間顔を突き合わせることになる夫婦」「最後の合唱コンクールが中止になった高校⽣」多摩川沿いで⽣きる人々の日常…。 2021年、晩秋。高校の教師である光⽣(斎藤工)は、多摩川の河川敷で合唱部のコンサートを開催する。歌声が、川の流れに運ばれていく。その清らかな歌声を聴きながら、光⽣が⾒つけたことは――。
増田妃登美(夏帆)は生真面目な性格が裏目に出て、外資系コンサルティング会社での過酷な業務によりパニック障害を発症し、29歳で退職した。数ヶ月後、元気を取り戻した彼女は、姉と一緒に、2年前に亡くなった祖父が遺した古い食堂「ますだや」を訪れる。借り手がいなければ、取り壊されて、駐車場になってしまうという話を聞いて、妃登美は自分が継ぐことを決意する。祖父の時代は、近所の工場で働く男性がメインの客層だったが、健康に気遣った五穀米プレートなどが受け、近隣に暮らす主婦層で賑わいを見せ始める。ところが、コロナ禍により客足が激減し、先の見えない状況で店をたたむべきか、妃登美は悩み始める。ある夜、水谷光生(斎藤工)がふらりと来店し、祖父の時代の人気メニュー、「あんかけレバニラ」と瓶ビールを注文するようになる。
高岡七海(石井杏奈)は、農業大学で畜産を学ぶために福島県から上京し、寮生活を送っている。3年生になると、コロナ禍により授業はリモートの講義のみで、実習は休止になった。寮生の多くは実家に戻ったが、七海は母親が再婚したために実家の居心地が悪く、寮に残り続けている。居残り仲間には、七海への好意から何かとちょっかいをかけてくる同い年の八村陽平(萩原利久)がいた。おばあちゃん子の陽平は、実家に同居する祖母に会いたいけれど、高齢者への感染を警戒し、敢えて寮に残っている。ある日、大学構内への立ち入りが制限され、やることも居場所もなくなった七海が河原で暇を持て余していると、筒井涼音(長澤樹)という少女に声をかけられる。大人びて見えるがまだ中3だという涼音に驚く七海。両親の仲が悪く、家に帰りたくないという涼音は、友達の家を転々としているという。七海はそんな涼音に危うさを感じ、寮にこっそりと連れ帰る。
24歳の宮下心平(村上虹郎)は、線路近くの古いアパートに一人で暮らしている。北九州から上京後、アルバイトを転々とし、現在はゴミ収集業に従事している。3ヶ月前、約3年間交際した大学4年生の琴波(横田真悠)にふられた傷は、まだ癒やされていない。家庭環境が悪く、傷害事件で高校を中退した心平は、学歴や育ちにコンプレックスを抱いており、琴波が愛想を尽かしたのも、心平の卑屈な言動に原因があった。心平はマッチングアプリで「琴子」という女性と知り合い、会うことにする。待ち合わせ場所の駅前に現れた琴子と名乗る女性・松崎妃美(安達祐実)は、32歳と言うが、実年齢は36歳。美しく、裕福そうに見えるが、どことなく寂しそうな影を身にまとっていて、手首にはうっすら傷跡があった。ふたりはお互いの本名も素性も知らないまま、体を重ねるが……。
三隅夕河(蒔田彩珠)は、高1で母親を病気で亡くして以来、父の雅人(光石研)とふたりで暮らしている。生まれ育った多摩川沿いの団地を出て、4月から金沢の美大に通う予定だったが、コロナ禍により授業開始が延期され、宙ぶらりんな毎日を余儀なくされていた。部品メーカーで働く父親は、団地の部屋でリモートワークをしている。息苦しさを感じた夕河は、大学が始まるまでの暇つぶしにと、ウーバーイーツの配達員を始める。どうしたら仕事をスムーズにこなせるかを考えた結果、町の地図を自室の壁に貼り付けた。そして、配達に関する注意点や、町や人に関する日々の発見や出来事を、付箋に書いて、貼っていく。地図に付箋が増えていくにつれ、今まであまり好きではなかった町の魅力に気づき、忘れていた思い出が掘り起こされていく…。
【夫目線】34歳の十和田淳 (三浦貴大) と皐月 (瀧内公美) は、大学の同級生として出会い、ふたりとも新卒で出版社に就職した。28歳で結婚し、ベランダから多摩川を一望できる広々としたマンションに、ふたりで暮らしている。皐月は、配属の部署では自分のやりたい文芸系の仕事ができないと判断して退職。フリーのライターとして再始動するも直後にコロナ禍が直撃したため、仕事の依頼がなく、やや神経質になっている。一方の淳はビジネス書の編集者として、コロナ禍でもリモートワークで忙しい日々を送っている。同じ業界で共働きをする同い年のふたりは、家事を平等に分担していたが、コロナ禍をきっかけに、一緒にいる時間が増えたことで夫婦のバランスが崩れてしまう。お互いに相手を思いやっているつもりが、次第にミリ単位で心がずれていく…。
【妻目線】34歳の十和田淳 (三浦貴大) と皐月 (瀧内公美) は、大学の同級生として出会い、ふたりとも新卒で出版社に就職した。28歳で結婚し、ベランダから多摩川を一望できる広々としたマンションに、ふたりで暮らしている。皐月は、配属の部署では自分のやりたい文芸系の仕事ができないと判断して退職。フリーのライターとして再始動するも直後にコロナ禍が直撃したため、仕事の依頼がなく、やや神経質になっている。一方の淳はビジネス書の編集者として、コロナ禍でもリモートワークで忙しい日々を送っている。同じ業界で共働きをする同い年のふたりは、家事を平等に分担していたが、コロナ禍をきっかけに、一緒にいる時間が増えたことで夫婦のバランスが崩れてしまう。お互いに相手を思いやっているつもりが、次第にミリ単位で心がずれていく…。
諏訪珠美(小川未祐)は合唱部に所属する高校3年生。6歳で合唱を始めてからずっと、「何のために、誰のために歌うのか?」と問われ続け、そのたびにその場に相応しい言葉を返してきたが、揺るぎない答えはまだ見つかっていなかった。コロナ関連のニュースが増え始め、先行きの不透明さに不安な気持ちに襲われていると、顧問の水谷光生先生(斎藤工)から、合唱コンクールの中止が告げられる。女子部員たちが咽び泣き、せめて最後に歌いたいという部員たちを、水谷先生は飛沫感染の恐れを理由に制止する。学生生活最後のコンクールがなくなり、合唱部の活動自体もできなくなった。歌う目的と場所を失った珠美は、改めて何のために歌うのかを自問する毎日が続き…。
2021年11月。コロナ禍は終焉の兆しが見え、世界は徐々にかつての日常を取り戻し始めていた。合唱部の顧問を務める水谷光生(斎藤工)は、定位置の音楽室の窓から、河原の風景を眺めている。食堂「ますだや」の妃登美(夏帆)とは、その後も、店主と常連客として心地よい関係を続けている。光生は、他者との間に、そして自分自身との間にも、常に薄い膜の存在を感じていた。いつしかその膜は、2020年春に末期癌で母親が死んでも涙が流れないほど、分厚くなっていた。光生はある日、去年中止になった合唱コンクールで歌う予定だった曲を、去年の3年生を交えて歌おうと、部員たちに提案する。そこには、中学生だった筒井涼音(長澤樹)の顔があった。大学生になった美音(杏花)や翔太(前田旺志郎)らが部室で再会を喜びあうが、そこに珠美(小川未祐)はいない。珠美は現在、フィンランドの大学で音楽療法を学んでいるという。光生は卒業生と現役部員に、コンサートの開催を提案する。会場は、多摩川の河川敷。歌声が、川の流れに運ばれていく。その清らかな歌声を聴きながら、光生が見つけたことは――。