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王女ピョンガン 月が浮かぶ川のkazataのレビュー・感想・評価

王女ピョンガン 月が浮かぶ川(2021年製作のドラマ)
3.0
高まったキム・ソヒョン熱もさすがに冷めてきたところで本作を見たら初っ端から"闘う女剣士キム・ソヒョン"なアクション全開シーンが堪能できたりするもんだから再発熱!……そんなこんなで色々と話題になった高句麗王国時代の歴史ドラマをようやく視聴完了。
(高句麗が韓国史なのか中国史なのかという歴史認識問題で揉めがちなテーマらしいけど…同じ大陸の諸民族の縄張り争いなんだからどっちでもよくない?とつい思っちゃうよね)
(朝鮮半島を新羅が統一して以降が現在の韓国まで連綿と続く主文化だと思っていたからてっきり高句麗は敵国設定かと思ってたけど…)

実は……1話だけジスくんver.で見ちゃってた(しばらく放置していたら例の降板騒動勃発…)もんだから、ナ・イヌver.のダルが映る度にどうしても「ジスやー!」ってなりながらの鑑賞でした(悲)
(過去の悪さを反省中のジスくんは、カイロ・レン的な"心に重い十字架を背負ったキャラ"として復帰後は悪役側で活躍したらいいよ!)
(8〜9割撮影済状態から撮り直したという力わざもスゴいし、配信版も全てナ・イヌver.に差し替えちゃう徹底ぶりも驚愕…)
(ナ・イヌはちょっと圧が強すぎ&がっしり体型だからキム・ソヒョンちゃんと釣り合っていない気がして、"男女の戦闘力"が同等に見えるからこそ面白い企画だったと思うんだけどな…)
(でも弁慶っぽいエピソードは巨漢ナ・イヌだからこその説得力があって良き!)

まぁ全体的に面白かったんだけど、物語上のメインとなる"思惑=筋"が最低でも7〜8個以上あって、それらが同時並行的に描かれているもんだから結構複雑!
(キャスト交代がどの程度脚本に関与したのかわからないけど、クライマックスにかけて=謀反の件から4年後を描いたラスト4話ぐらいが「急にどうした?」って感じの連続で、正直気持ちがどんどん離れていっちゃいました)
(王様になった弟君の激変にもついて行けず…)
(感動のラストに向けての"あるフリ"があまりにも突然ブッこまれたもんだから予想できてしまって感動もできず…)
(オチに繋がる大仕掛けの場合は…序盤でフリを振る→中盤でそれを回収→終盤でさらにそれの発展版で再回収=お見事だから!)

あと、キム・ソヒョンちゃんが過去パートでは母親=女王役、現在パートでは王女役っていうのは混乱するからやめて欲しいのと、幼少時代パートでキム・ヒョンビンくんが出演するも、(ちゃんと演技できる子なのに…)あまりにもチョイ役過ぎて見せ場が全くなくてガッカリ。
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