小川真由美の魔性の演技が全て。
なんだかんだ綺麗な女優さんだなあ。
今回は美女の明智君への愛が深いというか脚本がネットリし過ぎな気が。
毎度毎度変装を楽しむ明智先生、もうすっかりコスプレマニアだわ。
どうでもいいけど、あの剥製たちのセンスクセが強い。
今回脱いでくれる女優さん可愛い。

女盗賊黒蜥蜴と名探偵明智小五郎の熾烈かつ甘美な対決を描いた美女シリーズ8作目。原作は昭和9年連載の『黒蜥蜴』。江戸川乱歩は本格物を書きたいのに人気が出ずスランプだった時期に発表された通俗モノですが人気作となる皮肉さ。探偵と盗賊という相入れない関係に恋愛要素が入るという意外と斬新なパターン。賊の動機も「美の永久保存」でキーアイテムである「エジプトの星」も副次的な扱いというのもユニークです。その黒蜥蜴演じるのは小川真由美。優雅さと妖艶さが湧き立つ存在感でした。
さてドラマの方は雨宮の過去（原作では2人殺して窮状を黒蜥蜴に救われている）を始め余計な部分はカット。その代わり明智と緑川夫人とのホテルでの対峙や岩瀬邸での事件はキチンと描いていました。それよりも、あまりにも荒唐無稽なトリックに絶句してしまいました。ぜひご確認下さい。
何気にピアノの演奏の違いに気づいた文代くんが優秀な事を記しておきます。あと早苗さんの裸体が眼福。

余談。
本作は三島由紀夫作の戯曲が有名。三島由紀夫が『東海道四谷怪談』に感銘を受けて明智小五郎役として抜擢したのが天知茂。つまり美女シリーズの前に明智小五郎として『黒蜥蜴』を演じていたという事です。三島由紀夫が大絶賛した天知茂ですが黒蜥蜴役として不滅の存在たる美輪明宏は明智と合わないと断じ、美輪明宏と天知茂の『黒蜥蜴』はそれきりとなりました。それから10年が経ち美女シリーズが始まり天知茂が明智小五郎として全国のお茶の間に定着した事に運命を感じてしまいました。

小川真由美、好きなんすよね〜

それこそ、小学生の頃に積木くずし　を見て以来。

妖艶な熟加減。

色っぽい声、しぐさ。
全てにおいて熟女オブ熟女。

そんな感じでげぜぇます。

友近ワイド劇場で
“黒蛙の美女”なる喜劇舞台を、YouTubeで

どっかで観たことあるような感じを、再現していて
なんかあったよなーこうゆうの、昭和の夕暮れに再放送とかしてたなあ
などと思ってたら

この黒トカゲで、

ああ！！これか！！

このシリーズか！！
これを友近は再現したかったのか！！


点と点がテンテンテンテンテーン！腑に落ち、

と、線になったわけどす。

ほでまた、しばらくぶりにこうゆう昭和フルスロットルドラマを観て思い出したのは

実は子供の頃からこうゆう雑なトリックとか仕掛けには
いつも矛盾を感じていたのですが、


改めて再確認しました（笑）


そんでも、こうゆう雑な感じだからこそ、成立する世界観なわけですよ

これを否定したり低く評価するのは不粋ですよ、ホントに。

これがあったから、今の最新式のドラマやら映画、アニメ等々のストーリー展開がある。

これがあったから今の発展した文化がある。
逆に発展しすぎてダメになることだってありますしね（笑）


なので言いたい。

昭和こそが日本の文化であり、文明である。

と。

そう強く、主張し、言及し、断言して、

私のスピーチとしたい。（大拍手）