ようやく分かりました。
私がS3の3話まで観て止まっていたようです。
ハリー・ロイドのチャールズ・エグザビアが本当に素敵で、その登場まで見て満足したらしい。過去の恐怖から精神を病んでしまった女性とテレパシーを使って交流しているときの優しい顔。時間を遡ってきたデイヴィッド、つまりダン・スティーブンスと並ぶ並びが良い。私の知るヒーロー・プロフェッサーXではなく、デイヴィッド同様自分の力に悩み、苦しむ若者。
時間旅行者！中国なのか、日本なのか、曖昧なのは少し残念だけども、最終シーズンからレギュラーとしてローレン・サイは、この作品にぴったりなオーラがある。ドクター・フーっぽい話という感想を読むと、確かに3シーズンかけて壮大に描いたドクター・フーなのかもしれないね。時喰みのビジュアルや演出は本家にもやって欲しい。ノア・ホーリーが書くドクター・フーを見てみたい。
何かで見たことのある演出だけど、なんだっけ？と思っていた演出が全部ここにあった気分。年間50本くらいドラマを観る生活をして長いけど、この作品のシネマトグラフィーは忘れられない。クリエーターの作家性がこんなにも高いドラマも珍しい。
この物語が、ヒーロー作品として、SFとして、ラブストーリーとして辿り着いた結末を、私は心から好きだと思うし、また何度でもノア・ホーリーに挑みたい。
