映画初心者

TOKYO MER~走る緊急救命室~の映画初心者のレビュー・感想・評価

TOKYO MER~走る緊急救命室~(2021年製作のドラマ)
4.0
2クール続けての鈴木良平はテンション上がりました!笑
立て続けに観るからこそ、役者って凄いなーと思った。
1話目から台詞回しのワクワク感が最高でした。

賀来賢人の芝居をちゃんと観るのは初めてだったのですが、良い人感が溢れてますね。好感の持てる役者でした。
音羽先生と涼香は今季一番お似合いだった。

比奈先生(中条あやみ)の立ち位置は普段の私なら嫌いだけれど(医者なんだからちゃんと仕事しろって思ってしまう)
このドラマに関しては、喜多見チーフの凄さがしっかり描けているので比奈先生に同情出来た。
喜多見チーフが怒らないところも高ポイント。
『ハコヅメ』もそうだし、後輩に怒鳴るのはもう古いよね。

菜々緒はこういう役が似合いますね。
芯がしっかりしていて、女性というより母性を感じる役の方がしっくり来る。

赤塚知事はとっても可愛いし、
白金大臣は難しい役どころを丁度良い塩梅で演じていたと思う。

総じてキャスト達の好感度が非常に高かったです。


唯一、城田優の役はあんまり深掘りされなくて残念だったが
医療従事者へのエールとして作られたことを考えると、深掘りする必要は無かったのかなと思えなくもなかった。


※以下ネタバレで、もう少し…↓


彼らの使命は、ただ一つ。
『死者を一人も出さないこと。』

盛大なフラグを立てつつも、医療従事者への敬意が詰まったドラマなんだから、このフラグはフラグじゃないんだ…!

と思いながら観ていたら見事にフラグでした。

どうせ今回も死者は0なんでしょ?と思うと、ちょっとつまらなかったけど
何で死者1にしたの!脚本家さん!と思うと途中離脱しそうでした。ワガママだね~。笑

医療従事者へ、医療を受ける側の人々へ、いろんなメッセージの込められた作品だという事は伝わってきたので、これはこれで受け入れます。(予告の段階で死者1って言ってくれた点は良かった。)

一話完結だし、毎週欠かさず観たいというほどではなかったですが
最終回の白金大臣のスカッとジャパン感と、城田優をきちんと手当てするところは私的にはとても良かった。
私の観たい方向性と、作り手側の作りたいものが重なった感じがした。


1クールに1回、2時間スペシャル。みたいな感じでやっていたらもっと評価を上げていたと思います。
映画初心者

映画初心者