このレビューはネタバレを含みます
当時凄くハマっていて、こんなキラキラした恋愛したいな～と思っていましたが
久々に観るとコメディ色が記憶の3倍くらい強かった。笑笑
序盤からインパクト強めの花沢類。(演技が下手というより、フザけてんの？笑って感じ)
近いなと思ったのは『ボクの殺意が恋をした』のデスプリンス(鈴木伸之)。普通にやったら寒くなりそうなところだが、この演技のおかげでコメディに昇華されている。
小栗旬がどのくらい計算していたのか分かりませんが
主要キャラなのにすぐ消えて、また出てきた時に、誰だっけ？とならなかったのもこの演技だったからだと思う。
お笑い芸人的目線で言うと(私は芸人ではないが何故かその目線で思った。笑)
このキャラクターをこう演じたのは頭が良い。よくネタをくれた！という感じ。
そして松本潤のキャスティングは本当に凄いと思う。当時だけでなく今やってもここまでハマった人はいないかもしれない。
その他のキャスティングも良い。
井上真央の美人なのに美人に見えない庶民感が良い。弟が可愛い。F4が高校生に見えないところさえも良い。
キャスティングはほぼ全員良いが、演技面はほぼ全員クサい。
違和感がなかったのは道明寺母と道明寺(途中まで)くらいか。あと道明寺姉の喋り方は個人的に好き。(道明寺だらけ。笑)
当時は感じなかった『ラブコメ実写化』ならではのむず痒さを結構感じる。時代が令和だからか、はたまた私が年をとったのか。
特に後半のTOJにいく流れが急すぎたり、道明寺が急に大人になった感じはドラマをドラマチックに終わらせる為の流れを感じてあんまり好みではない。
ただ、それでも良い作品だと思えたのは
それを超えるキャスティングの納得感と、
登場人物全員が憎めないキャラクターだったことと、
なによりキャストたちが生き生きしているように感じられたからだ。
BGMもオープニングもカメラワークも古臭さを感じるが、それが逆に良いとさえ思う。
自分にとってバイブル的ドラマだからという忖度も含まれるのだろうが、やはり良いドラマであることに変わりはないと思う。
とりあえず評価はあくまで今の私の評価にしました。
若い私なら、あの時代なら、☆5付けてたと思います。
今まで配信も再放送も無かったのは虐めの描写が酷いからかな？
折角なので2も観てみようかな。
