観ながら終始疑問に思っていたのですが、
「乙女ゲーム好き」を公言する人はどのくらいいるのでしょうか?
ちなみに私も何度かプレイしたことはあります。
何種類かやってみたけれど、一番最初に選んだアプリが一番良くて、号泣した記憶があるな~懐かしい。。
まあそんな私の話は置いておいて。
私の知り合いで、「乙女ゲームをプレイしている」という人を聞いたことがありません。
私も、「漫画・アニメ好き」とか以上に何となく恥ずかしくて言えませんでした。
最近BL好きを公言する人は増えてきて、バラエティ番組でもよく取り上げられている気がするのですが
乙女ゲームもそういう立ち位置でしょうか…?
(それとも私が恥ずかしがってたのが変なのか?)
物語上では、『ペガサス・インク』の乙女ゲームを待ち望んでいる人々の描写が入ったり、雑誌に取り上げられたりしていますが
それが当たり前のように描写されていて歯痒かったです。汗
『乙女ゲーム』という単語すら既にムズムズ。。
そんな感じで観ていたからか
照明の当て方(加工?)が強く感じたり、
背景をぼかし過ぎてるように感じたり、
作品全体のフィクション感が凄かったように思います。
1話では航くんが常識を知らなさ過ぎて逆に心配になったし、
社員達は変な元気キャラで空回り芝居。
なのに日高社長(比嘉愛未)の芝居はリアル志向…
ちぐはぐなドラマだなというのが正直な感想でした。
でも最後の2話は良かった。
※ここからネタバレ含みます。↓
大手の傘下に入り、クリエイターと経営者の狭間で悩む日高社長。
好きだったはずの乙女ゲームに情熱を持てなくなってしまった様がとても良かった。
(ちょうど最近、私も同じ状況になったからかもしれない。)
生きていく上で"ただ好き"という想いで仕事をすることは難しい。
好きだと思って始めた事でも
『もっとこうしなきゃ』
『もっとああしなきゃ』
と一生懸命になってる内に何が好きだったのか分からなくなる。
それが誇れるものであればあるほど
無くした時の喪失感、虚無感は計り知れない。
これは乙女ゲームだけでなく、社長だけでもなく、誰にでも共感出来る話だと思う。
前半の"乙女ゲームが好きな人々の話"は
『へえ~そう』くらいでしたが、
最後の"好きなことを仕事にしたい人々の話"は
『頑張れ!よし!それで良いんだよ!』という感じで観ていました。笑
そして、航くんと日高社長の恋模様。
今季はどのドラマもあまり良いペアがいなくて、この2人も関係性が薄く感じていたのですが
ラストのキスシーンはとても良かった!
あんなに激しいキスシーンを見せてくれた『彼女はキレイだった』よりも胸キュン度は上だったと思います。
もうこのシーンだけでこのカップルに納得した。
あと航くん役の渡邊圭祐は、前半は微妙だなと思いながら観ていましたが
最終回の感情を荒立たせずに泣くところ等は好感が持てました。
でもこの役は似合ってなかったというか…あんまり私好みではない。
もうちょっと違う役で観てみたい人です。
Uruの主題歌良かったですね。
今季エンディング曲の中ではこれが一番じゃないかな。