じゃん

いだてん~東京オリムピック噺~のじゃんのレビュー・感想・評価

3.9
クドカン史上最も凝った苦労したドラマではなかろうか?

いかに日本にスポーツや五輪が根付いていったかが描かれている。

前半は金栗四三と嘉納治五郎、
後半は田畑政治率いる水泳日本の躍進と東京五輪、を描いているのだが、

何故かそこに落語家の志ん生を語り部に置き、しかも志ん生は若い時は森山未來、現在はビートたけしという、少し複雑な語り口。

視聴率が良くなかったのは、この複雑な構成のせいではないか?

その点だけが悔やまれる。

ただその世界観に一度入ってしまえば、やはり面白い。

前半は役所広司の独壇場、
中村勘九郎と中村獅童は熱演、

森山未來は素晴らしい。
大竹しのぶは流石。

綾瀬はるかは面白くない。
神木くんは現代的過ぎた。
ビートたけしは滑舌がもう厳しい、
橋本愛はこういう蓮っ葉なのは似合う。

後半はアベサダオの独壇場、凄かった。
ロス五輪の時は毎週観るのが楽しかった!

もう一度最終回とか見てみたい。