日本の文化をリスペクトしつつ派手な衣装やトリッキーなキャラ、異常な価値観で変な面白さがてんこ盛りのドラマに。脚本がとにかくうまい。セリフが面白くて、遠回しな駆け引きや隠した気持ちが見え隠れする会話が巧み。
序盤はジョンを物語に絡ませるため、観客を楽しませるため歪な感じがして世評ほど乗れなかったが、中盤から和風(和製ではない)ゲームオブスローンズになってきて、セリフもキレキレで楽しめた。刺客の襲来や生死をかけた大立ち回り、切腹など見どころはたくさんあるが、合戦は描かない。どちらかと言えば小規模、しかし大量に人が死ぬが、マンネリにならず衝撃がある。
1 漂着するイギリス人航海士ジョンたち。虎永の配下、藪重の領地。ポルトガル人宣教師や商人と衝突。大阪に捕らわれているようなもの、虎永。「死人に未来の話をしてどうする」
「そのほうは我が殿に忠義を尽くすものとばかり思い込んでおったゆえ」
2 大老に指名しようか?いや、狙われちゃうんで。/五大老との対立を知る。ジョンを屋敷に入れたことを警戒されるが牢送りで解決?キリシタン大名木山が処刑所望。/石堂が藪重に会いに。朝鮮で救ってやった。忘れさせてくれぬ。/盗賊を使い救出。薮重トリックスター過ぎるぞ! /高圧的広勝。鞠子が通詞。世界地図を描きポルトガルの傲慢さと反乱への加担を説明。風呂随分前。週に2回も? 砦警戒し黒船見合わせ。/刺客大立ち回り。狙いは虎永でなく按針。落ち着き切り捨てる。
3 これまでで一番良い遺書。誠に本日でござりましょうか??阿弥陀党。藪重疑われたけど見逃し?按針と桐の方を網代へ連れて行け。駿河を進ぜよう。
石堂に睨まれつつ出発。入れ代わり。無理があるが按針に見せ場。木山による襲撃で虎永が味方も騙していたと発覚。総力あげて港へ。戸田広勝よ!黒船ならば木山包囲網を。船上の交渉。按針は置いていけ。小さい船でレース。なんやねん。
すぐに冬が来ます。海賊行為の証拠。本来死罪だが隊を鍛えてくれ。そんな知識は…光栄。泳ぐの!?めちゃくちゃ飛び込ませる。思ったより変なドラマ。
○4 旗本になったからには奥方が。尼になるお許しを。 え、大老やめたの?切腹されては? /うおー藪重様!虎永様!すぐに江戸に立つ。コントでしょ。 屋敷や藤を拒否したいジョン。立腹の藪重。「どうすんじゃこれ」鉄砲大砲を石堂に献上?/「このガキに」→「丁重にわびておられまする」ただの翻訳ではない。銃預かる藤様強気。/銃なんて知らん。海戦術なら?大砲の精度。小地震により死生観に触れる。/根原が藪重に圧力。戻れば切腹、逆らえば謀反人。/銃と刀で信頼を交換。納豆でクスクス。なんか絶景風呂。鞠子と親しく。 ご機嫌。遊女がお気に召したようで。贈り物。え?/演習は息子長門の策で血生臭く!俺だってできるもん 感はゲースロのジョフリーみたい。
色々起こってこれまでより夢中になった回だけど、演出はちょっと物足りなかったかな。
◎5 死体拾いから。広勝ー!?同居って波乱の予感。キジ腐る?「蛮人の奥方とは」「旗本の正室でありますゆえ分かりかねまする」「ありがたいことに私より好みに合う女子がおりますので」やりますね。/「謀反人宣告されるぞ」「一蓮托生」「そうかのう?」「甥懲らしめておく」「敵誘い出す妙案の頼もしき若武者を?甥御に大砲隊任せる」/「お譲りしますが」「元々わしの物である隊をどのようにわしに譲ると」/藤ハムハム、鞠子パクッ。広勝との会話、翻訳の妙。シチュー臭くて食べん。麺はすする。子猿のように大人しく食べよる。故郷では小カップは女。武勇は死人を飾る、物語は子供に。左?右?鞠子スレスレ🏹 所有物なんだろうがもっと大事に。そのまま訳す。素性を教えろ。逆臣の娘、一族処刑。DVと謝罪。/間者の村次は殿本/自由に?自分に囚われたまま。個人主義批判。/触ったら死ぬキジ、植次郎…呪いかと思ったが言いつけだから?!イカれてんなこの国/去る?子供じみたマネ。土砂崩れデカすぎる。刀の意味わかってないな按針。いやメンツ理解? 藤安否からの庭に繋げるのか。あ!!植次郎間者身代わりにする意味もあったのか!!!
◎6 22年前安土城。安土って言っちゃうんだ?鞠子と落葉は幼馴染。/救助で水軍と大砲隊の大将!「ン虎永が決めたことよ」「そろそろ遺言を書き換える頃合いじゃな」/ポルトガルを攻め木山大野に打撃を?翻訳躊躇。間に何が?言葉だけ。茶屋で遊女を。通訳、枕を交わしながら話す折に。/広松逃げ。能で伊藤を大老にスカウト。紅天=大阪城攻め案。先に仕掛けたことがない、将軍など望まぬ、死なずに済む策を。/お菊予約交渉。小袖水浸し。誰も彼も難儀。500匁。「これは失礼。言いようが悪うございました。伊豆中のお茶屋総揚げしたいのではござりませぬ。お菊一人を一晩だけでござります」/マナーチェック感。褒めたが故郷の方が?「無」講釈。「誰の目にも届かぬ、灯りも消せる」色気船場吉兆。「別の人生場所を望む。安全で完璧。見て。一つに」手!取り残されてるが?「またのお越しを。指折り数えて」→She’s honored. /父が戦から遠ざけ守り継がせた。鞠子の戦/日の本に忠義を尽くす我ら愚弄。尽くしておるのはそれがし一人よ!杉山さん🥲 紅天決意。
◎7 勝ってる!?と思ったら46年前。霧の中。降伏した溝口「正々堂々戦ったとそなたの右筆に伝えてくれ。戦の神童に介錯されたと書き記してもらいたい」切腹も殺し依頼も現代から見たら妙だよな。最後に「来世でその太刀を握っているのは」と強がる。/朗らかな弟、銀色。茶屋豪遊/央海に鞠子悟らせる吟。線香の約束は江戸に町をくれと陳情/恥をかかせる話、包囲の知らせ。大老として命を。誰もが追い詰められるが、のびのび風呂も/藪重が按針もて遊ぶと便乗で広勝。「わしがいなきゃ死んでた」嘘すぎる!/蛮人の首を取らせろってイかれてるぜ。妻の首も刎ねるのが筋。撤回。自害許し請う鞠子。死にたがりばかりだ/溝口は九度。そりゃそうだ。降伏に憤慨する家臣/まぐわいを高めさせていただいても?攻めた!えっ!??かっこよくは行かないね。
8 葬儀。冷たい?不調。/石堂プロポーズだ。戦略的?/央海は長門評価/茶室の攻防/遊郭と教会がお隣/喪に服すのも咳も策略?「大阪に広めろ」察する広松。降伏選ぶ虎に非難。抗議の切腹!通じ合っている目。降伏説得力増。時間を稼いでくれてありがとう。ドン引きで按針との行動を選ぶ藪重。鞠子がお共にとやってくると虎永お見通し伝わり策略だと察するけどいいのか。種明かしするなら最初から命じれば?と思っちゃった。「己の務め」死ぬことがね。怖いわ侍。
◎9 鞠子ビギニング。特に新情報はない。/大阪着。皆人質。翻訳無しで通じ合ってる?木山英語。藪重と按針刺さらず?鞠子の報告:悲しみに暮れる虎永。鞠子、太閤の妻偲ぶ会 発句 雪ながら夕べにかすむ枯れ枝かな 桐、静と共に江戸へ立つと宣言。他の者と同じくとらわれない。藪重も息子もキツく当たる。石堂の手下に止められ斬り合う。鞠子には傷をつけられないが配下はバタバタと。勝てないが務め果たさず生きることもできない。自害を宣言。行かせれば他の人質も追う、自害させれば大名からの反発必至。/通訳口実に話す二人。立場ゆえにすれ違う。死を受け入れることと諦めることは違う。按針引き留め/介錯なしの絶望感。按針名乗り出るが寸前で許可状を寄越す石堂。劇的で二人の愛が燃えるのも必然。藪重暗躍、忍び手引。銃の威力が圧倒的、火花かっこいいね。土蔵、火縄と聞き震える一同。障害物を置く? もういい。鞠子様!
10 老ジョン。孫たち/藪重が起こす。鞠子… お許しくだされ。/許可するべきだった。恥ずべき襲撃。詮無きこと。虎永抗議。彼奴の虚仮威しに終止符。落葉の父君を殺めた一族…いや手厚く弔って。戦やむなし。地震。ナマズ探す藪重。/鞠子に頼まれ按針を無事に送る牧師。伊豆に帰ると船が沈められていて、藪重は捕らえられる。許しを請う姿伝わり手引バレ。大砲や魚の群れなど良き死を!通詞、いない。/落ち葉の文/藤は尼に/村次正体明かす。命賭けて村人処罰を止める侍流交渉/焼くな埋めるな野に晒せ/船破壊は虎指示。関ヶ原の戦いを前に、落葉が石堂への支援を撤回するように、そして大老が離反するように。風を読むだけ/遺灰を海に?流れがよく分からん。/エラスムス号を引き揚げる。海を眺める虎永……