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ゴッドレス 神の消えた町 シーズン1のめるのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ラ・ベルの街を守る銃を構える女たち


第1話~第6話と最終話を観るまでの間がかなり開いてしまいました。
(初のドラマレビューを書こうにもこれがなかなか難しい。)

人間ドラマとアクションが織り混ざったストーリーでとても見応えがあるドラマでした。

ミシェル・ドッカリーが超かっこいい!!!
『ダウントン・アビー』のメアリーも強い女性だったけど、こちらは物理的にも強いです!
とにかく銃を構える姿が最高でした。

ラ・ベルの女たちも強いよ!
登場人物も個性豊かで(名前と顔がごっちゃになることも多かったけど)、特に女性たちがかっこよかった。
メアリーは男装していて見るからに強そう。でも、ホワイティにはお母さんみたいに優しい。カッコつけ過ぎているようは気もするけど、現代的で個性を大事にしたいと思えるキャラクターでした。
ホワイティも愛すべき青年で、いい奴だった。こういうキャラクターがいると安心できる。最後まで愛に生きていました。
保安官のビルも本当は頼りになるんですよ。ロイと並んで立っている姿も様になってた。たぶん一番幸運な男なんじゃないかな?

ロイ・グッド…マジでイケメン。銃の扱いも早撃ちもずば抜けてスゴい。西部劇の王子様。
(ジャック・オコンネルという俳優さんなのね、チェックです!)
根はいい人で優しい。馬にも優しい。でも、その優しさを与えたのが…
表面は悪者。悪者なんだけど、それがまたカッコよく見える。
実はそんな彼も字が読めない。アリスに読み書きを教えてもらって頑張って勉強している姿は、真昼のガンマンとは違って穏やかな夜の表情。

ロイとトラッキーの関係はお兄さんと弟のような、お父さんと息子のような。この二人は本当に各話を通してどんどん心が通い合っていてとても良かった。

ロイとフランクの関係もかなり複雑なものだったけど、最後の結末には納得がいった。あとはあまり詳しく語れない。
ただフランクは人間的にいろいろありすぎて、理解したようで実はまだよく分かっていなかったり。なんだろう…アンパンマンのロールパンナちゃんみたいな。(全然違うかw)

ロイとアリスは"仲間"という意識から外れずに少しだけ恋愛に発展したような気がしたけど、それが後のほうすぎて唐突に感じてしまった。大人の恋愛ってまだまだ分からないなぁ。


最終話がサイコーでした!!!
今までの話があってこその最終話。
アリスもメアリーも、ちょうどいいタイミングで現れるロイにも惚れる!
窓際で焦りながらも銃弾を詰め直して一発撃った女性と最後に旦那さん(?)の手にキスをしていた女性の闘っている姿がカッコよくて印象に残ってます。

ロイからの手紙とお札の束。そして、最後にロイが向かう先は…


演出がすごくいいので、お暇なときがあればぜひ観てみてください。
リミテッド・シリーズは初めてでしたがとても楽しめました。
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