とぽとぽ

アンブレラ・アカデミー シーズン1のとぽとぽのレビュー・感想・評価

4.0
世界を救うため --- 全編にわたっての既視感、だけどそれが気持ちいいクールさ。またファイブはじめキャラクターも魅力的。設定、ネーミングセンス、作品を彩る楽曲とやりたいこと先にやられた感。クール・スタイリッシュさ重視、あとブラックコメディな一面も。待ち受けるのは世界の危機と家族の問題、再会して困難を乗り越え本当の家族になれるのか。孤独と家族、普通と特別。音楽もとにかくイカしまくった本作を形作る大きな要素。マイケミのジェラルド・ウェイ原作コミックのドラマ化でノエル・ギャラガーやレディオヘッドが流れるというのが個人的に違和感あった。けどそんなの手始めで幅広いクラシック・オールディーズまで通じていそうな選曲。他にも覚えているだけでもティファニーからクイーン(Don't Stop Me Now!)、トップローダー(もちろんDancing In The Moonlight)、スミス・ウエスタンズ、ベイ・シティ・ローラーズ(もちろんSaturday Night)までetc.。けど途中では自身の歌うHappy Togetherも流れるし、最後の最後のクレジットシーンはジェラルド・ウェイ自らの楽曲で締めるというね(笑)。
ウワサを聞いたの……と、視覚的にも聴覚的にも豪華、流石お金かかってるな〜と感心。毎話のようにそうした楽曲が流れてのアクションシーンを堪能できる。ビジュアルや作品を形作る要素の時折インパクト重視みたいなキャッチー/ポップさ、それが実際少年心くすぐられて燃えてしまう。けどその一方でどうしてもとりわけ同じくヒーローについての他作品を思い出したり、また重ねてしまったりするような既視感を覚えてしまう点・瞬間/展開もあった。エレン・ペイジは期待通りの活躍?特別になること、これは始まりの物語だった

シーズン2楽しみ

ルーサー、ディエゴ、アリソン、クラウス…
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