眼鏡の錬金術師

カウボーイビバップの眼鏡の錬金術師のネタバレレビュー・内容・結末

カウボーイビバップ(2021年製作のドラマ)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

個人的に人生で最も好きなアニメがカウボーイビバップ。
ネットフリックスによるその実写化作品。

1話冒頭は天国の扉を模してるね。アニメと同じアシモフとレッドアイの話。
2話、長老にヘコヘコしたり、ジュリアに乱暴するような器の小さいビシャスにはガッカリ。本筋は爆弾魔テディボマーを追う回。
3話、アイン加入回。ジェットに娘がいる設定。
4話、フェイ加入。アニメでは猿になるウイルスが木になるという設定になりグロかった。この辺は予算の都合なのかな。
5話、ブラックドッグセレナーデの回。かなりアニメに寄せてて頑張りは感じられるんだけど、ラストファドの銃が空砲だったのが良かったのになぁとか、最後のタバコのやり取りが良かったのになぁとか、細かいとこが気になってしまった。あとフェイとスパイクのパートがいらなかった。
6話、ロンデスをモチーフにした回。だいぶ内容は変わってるけど、ジュリアとの関係を印象付けるのには成功している。エドの名前がちらっと出てくる。なぜかレズビアンの修理工が出てきて交流を深めるフェイ。なんでなの。
7話、ウィットニーがホイットニーに変更されてるが、フェイの出自に関する回。ラストは スピークライクアチャイルドの名シーン。結構ちゃんと再現されてたね。
8話、東風回。アニメでも好きだったなー。裏ではビシャスのクーデターが成る。
9話、スパイクとビシャスの過去。これは完全オリジナルですなぁ。相変わらずビシャスが小物で残念だなー。
10話、今さらだけど、この世界のホログラムの仕組みおかしくない?
ラスト、予想だにしてなかった展開に。ジュリアが急にキャラ変したのビックリした。こんな終わりあり?

序盤を見た時点では、たぶんいろんな制約があるなか、設定もちょいちょい変わってるが、ビバップが好きな人たちが作ったんだなっていうのは分かった。
でも後半にかけて、その改変いる?ってのが多くて崩れていった。特にラストが残念すぎ。最終話前までなら3点あげたけど、最終話だけで-0.5にした。
でも逆に2期見たくなった。果たしてここからどう展開させるつもりだったのだろう。噂では2期がないということなのでそれはそれで悲しい。

オープニングもちゃっちい感じを受けるのが残念。なぜ背景カタカナなん?

ビバップは菅野よう子氏の音楽もその作品を語るには欠かせない要素だが、使いどころはともかくアニメで使用された音楽が使われていたのは楽しかった。

まぁいろいろ言ったけど、世の中にはもっとひどい実写化が溢れてるので、これはまだ良いほうだとは思います。