キラリ

僕の姉ちゃんのキラリのレビュー・感想・評価

僕の姉ちゃん(2021年製作のドラマ)
4.0
“幻想が好きなら、オーロラでも見てこいっつうの”

黒木華×杉野遥亮の姉弟としての相性が抜群!思わずニヤニヤしてしまうほど微笑ましく、この2人の会話をずっと聴いていたくなるドラマだった。

ユーモラスで辛辣な姉・白井ちはる(黒木華)と、姉に翻弄されるが素直に話を聞いてくれる弟・白井順平(杉野遥亮)は、両親不在のつかの間、二人暮らしをしている。仕事を終え帰宅した部屋で、お酒を飲み、それぞれ好きなものを食べながら、恋・仕事・趣味・人生にまつわる会話を繰り広げる。姉弟だからこそのぶっちゃけトークで炸裂する姉ちゃんの本音は、一見ひねくれていて意地悪なように聞こえるが、実は至極真っ当で、順平は妙に納得してしまう。

私自身、姉ちはるのしなやかな思考がものすごく好きで、且つ共感の嵐だったし、首がもげそうなほど「うんうん」頷きながら観ていた。この姉弟もちろん会話も良いんだけど、何よりお互い挨拶を欠かさないところが観ていてほっこりするんだよな。プライベートや仕事で嫌なことがあっても「行ってきま~す」「ただいま~」と身近な存在が言ってくれるだけで少し救われることもあると思うし。1話あたり30分ないくらいの短い時間設定もちょうど良いし、気張らず、気軽な気持ちで上質な会話劇を観たい人にはもってこいの作品だった。

ずっと観たかったのでTVerは本当にありがたい🙇🏻‍♀️
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