Kei

D.P. −脱走兵追跡官−: シーズン2のKeiのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

何度も泣いた。怒り。悲しみ。絶望。そして一筋の光。

2つのシーズンがああいう形で繋がるとは思わなかった。
シーズン2が第7話からなのも納得。

ホユルが心の傷を負って話せなかったのは
いつも飄々としている彼だからこそ
本当は繊細なんだという現れだったし、

あの時と同じように後悔したくないから
隠蔽出来ないように動画配信することで声を取り戻したのも彼らしい自分の取り戻し方だなと思った。
ニーナの回では何故彼が腹部に怪我をしたのか理由も分かったし
ジュノが見逃してあげたらと思わず言ってしまった時の返事や、ニーナの最期で見せた涙も、複雑な気持ちが伝わってきて辛かった。

パク中士が書類になかなかサインできなかったこと。
内部告発で自分の場所を失ったこと。
今まで抱えてきた軍内部への疑問や怒りとと共にジュノの言動に彼が決心したのは間違いない。
真面目で部下思いの彼らしい決断だった。


驚いたのはイム大尉のシーズン1から2の変わりよう(笑)

元妻との関係性がシーズン1の進級にこだわる嫌な奴だったのかなと理解。

後輩のことを思い暴走し、真実が分かった後の呆然とした感じから
腹を括って裁判での発言は格好良かった。

パク中士が後を頼みますって言えるくらい
信頼できる人になったのも分かる。

シーズン1で皆それぞれの心に傷を負ったからなんだろうな。

兵役だから。上に指示されたから。
引き受けたD.P.の任務
楽しいことより辛いことの方が多かったと思う。

ジュノにとってホユルの存在は頼もしく、
民間人となった彼を最後バスターミナルで형と呼ぶシーンにウルっとしてしまいました。
いつかまた会えるといいな。


バスが信号待ちしている時に
まさかジャンスが出てくるとは……
しかも楽しそうな集まりの中にいる彼。
ジュノに気づき何か言いたそうな、
でもその場から動けない彼を見て
どうにもやるせない気持ちになった。


この気持ちのまま終わりかと思ったら

ラストのラストにサプライズが。
病院でメガネが映し出されたシーンはそういうことだったのか~~~(嬉し泣き)

生きていてくれてありがとう。
訪ねて来てくれてありがとう。

シーズン1と2の各ラストシーンでジュノの表情の変化にまた涙
Kei

Kei