このレビューはネタバレを含みます
ずっと未視聴リストに入れてたのに
なかなかタイミングが合わず
ここに来てようやく
もっと早く観たらよかった
素敵な作品でした
ガンテは兄のサンテのフォローに日々追われ
自分の感情を中に閉じ込めていた
ムニョンはサイコというより
身勝手な親のせいでそう見えていただけ
2人がめぐり逢い
柔らかくて温かい感情を取り戻していく
サンテは周りの人に支えられながら、自分のトラウマと向き合い変わっていく
3人が家族になり、それぞれを支え
自分も大人になっていく過程が
丁寧に描かれていました
ムン・ガンテはムン・ガンテのもの
それまでの道のりに一喜一憂し
彼らの流す涙にもらい泣きしました。
嬉しい涙は何度観ても温かく
幸せな気持ちになれました。
3人の周りの人たちの役割も絶妙なバランスで愛しいキャラクター
俳優のベテラン勢がしっかり固めてるので
安心して見ていられます
病院の入院患者さんのエピソードや
各話のタイトルがその回の重要なキーセンテンスとなっているのも興味深かったです
最終話はその集大成という感じでした
「童話は現実の残酷さと暴力性を逆説的に描いた残忍なファンタジー」と言っていたムニョンがサンテと作り上げた絵本には
希望という光がさしこんでいました
キム・スヒョンssi
患者さんにジョーカーと呼ばれていた仮面のような笑顔から、心からの幸せな笑顔になるまでの変化がさすがでした
彼の悲しい涙には何度も胸が締め付けられました
家族写真の撮影のためスーツを着て(これがめちゃくちゃ格好良かった)
スタジオに行くまでの心の葛藤や決意を想うと涙
最終話では幸せな涙を沢山観られて良かったです
ソ・イェジssi
初めましてでしたが、この役のイメージにピッタリで、お洋服も素敵でした。
髪の毛をサンテにカットしてもらった後の表情がとても印象的でした。
オ・ジョンセ様←何かもう別格笑
サンテを演じてくれたからこの作品が素晴らしいものになったと言っても過言ではないのでは
どのシーンでもサンテから目が離せなかったのですが
最終話オンマの木の前で絵本を朗読する時の涙が印象に残ってます