Kei

One Day/ワン・デイのKeiのネタバレレビュー・内容・結末

One Day/ワン・デイ(2024年製作のドラマ)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

映画版をずっと観たいものリストに入れているのですが

Netflixのおすすめに偶然このドラマが出てきたので視聴しました


7月15日の2人の様子を1話30分程度で進んでいく設定なのは面白いし見やすかったです

デックスが常に危なげ
エマはとてもしっかりしているけど
慌ただしい日常に自分の才能を信じきれない感じで

お互いを必要としてるのに
色々タイミングが悪すぎるし

ようやく手に入れた幸せが
あんな形で終わることになるのは
切なかったです。

エマがクリスマスに送った本を
デックスが読破していたら
2人はどうなっていただろう

本を送ったエマ自身さえも
死が日々に潜んでいることを
考えてはいなかっただろう

将来の計画や今自分の置かれている立場などを一切無視して
好きな人との運命に身をゆだねた方が良いのかもと色々考えてしまいました

ラストシーンのあの瞬間
2人の素直な気持ちが込められていて
最後の最後にこれを持ってくるのは
ずるいな
号泣でした
作品紹介のポスターも腑に落ちました

各話の風景も美しく
丘の上でデックスの腕にエマがうずくまるシーンや
駅のホームでエマの留守電にデックスがメッセージを残すシーンなど
印象に残るシーンが多かったけど

各話ラストに流れる音楽
In Cold Lightが
それらシーンの切なさや恋しさをひきたてていました

デックス父が妻を亡くした後も
妻が生きていると思って今も暮らしているとデックスに話すシーンがありました

デックスはこれからどうやって生きていくのかな
最終話、2007年の彼の表情から
彼ならきっと大丈夫だと思えました
Kei

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