このレビューはネタバレを含みます
面白かった。四話一気見。
最後は『それでも僕はやっていない』の様な終わりにだけはしないでくれ、と祈った。
これは、あぁいう胸糞にしたらいかん。
もしやってたら作家の“物議を醸したい“という欲を満たしたいだけの目的ってことでスコア1.2にするとこだった。
良かった良かった。そうでなかったので4.0。
亀梨君、今回はだいぶ良いドラマに出れた感じする。
市原隼人も貫地谷しほりも堀田真由も良かった。
でも実際にこんな冤罪って、昔よりは減っものの、まだあんだろうな。
例えば自分は仕事でも文章を書くことが多いし、こういうレビューを書く時もそうなんだけど、
文章を書く時って、取り敢えず状況を無心で書いて行き、10個の短い文が出てきたとする。
それからそのバラバラの文を辻褄が合うように一つの大きな段落というか、文章にまとめる、って流れになるんだけど、それって云わばパズルの様で、ある程度パズルが7、8割位ハマると、そっちに嵌め込んだ方が都合が良くなり、残りのピースはそちら側に寄せていくってことがある。
でも大事なルールがある。残りのピースが全体の文の内容を覆らせちゃう大事なことだった場合は、寄せちゃいけないってこと。
もしかしたら同じように警察も検察も、多忙の中締切までに結論を纏める際に、八割辻褄があっててあと2ピース位足りないってなった時に、そっち側に寄せる為の裏付けを探す(作る)流れになる場合があるんじゃないかな。そういうのって案外色々な場面であるのかな。それって怖い。
大事なのは残りの2ピースの重要性で、残りのピースが人の命を左右する程の重要な部分の場合、自分みたいな自己満な映画のレビューとか、作家さんがミステリー小説を書いているのとは訳が違うじゃん、
『人の命を左右する』場面で辻褄を寄せてはいけないと思うのよ。
実際の裁判とかの世界でそういうことが多分ある、ということが恐ろしい。