満島ひかりの演技力に吸い込まれる
一話からツラ…。
ツラい以外の何物でもない
二階堂ふみがやたら若いからいつのドラマと思ったら2013年なんだ。11年前か。
いちいちセリフに深みあるなぁと思ったら坂元脚本じゃん、なんかラッキー。
母(田中裕子)とかも凄いよね。チラシで札を包むのとか何とも切な。
ガラスに映った髪越しに映す取り方が、心の距離感をよく表してる。あんなんよく思い付くよな。
それぞれの立場、それぞれの事実がぐちゃぐちゃに交錯して3話位で栞(二階堂)の闇が深過ぎてもう手に負えね~ってなった。
まじで母の感情がぶっ壊れてる。。
あれを演じるの凄いわ。まじ助演女優賞あげたいわ。
坂元作品お馴染みの高橋一生は、今回は最初からまともな人だった。
ナマケモノさんも素敵。あんなじぃさんになりたい。
実母に対してずっと敬語で『さん』付けだった距離感が『助けてよ、お母さん』で一気に近づいたあのくだりは、まじ号泣した。
役場の人が言った、『手分けじゃなくて手を取り合うべきだった。』これは大事な言葉。覚えておこう。
人間、忙しすぎると心に余裕が持てなくなるよな。
そこに世間一般の意見と現実とのギャップが生まれる。でもホントのことなんて本人達にしかわからなくて、人前では言えない、いや言っちゃいけないとされる様な本音の部分なんて、そもそも世間からズレている方が普通なんだと思う。
人は思っていることと真逆のことを平気な顔して言ったりする。でもそれも人間。
そんな言葉ではなかなか言い表せない歪で微妙な感情を上手いこと表現してる。さすが。それが坂元脚本の良さだと思う。