月見

不適切にもほどがある!の月見のレビュー・感想・評価

不適切にもほどがある!(2024年製作のドラマ)
4.0
さすがクドカン、基本ふざけながらちゃんと真面目。スカッとしながらも考えさせられる内容。

鈴木君のスナックなんか見たことあるなー!懐かし。
何事にも規制が緩く、人々が活気にあふれ元気だった時代。TVでおっぱいが観れた時代。笑
一方で女装が変態とされ辞職に追い込まれてた時代。偏見が多数決で正義になってた時代。

昔は良かったって言うけれど、都合の良い所ばっかり抜粋してるからそう感じるんだろう。
結局今も昔も良いとこ悪いとこあって、コンプラだなんだって言っても規制されてる部分もありながら守られてる部分だってあるんだよな。

今の子は守られ過ぎて成長が無いとか言うけど、実際には昔と比べて日本人は全体的にだいぶ成熟はしてるんだと思った。

でも、そうじゃない悪い部分がまだまだあるのも事実。
『結局炎上とか騒いでるやつの殆どは大元を見てもいない。ただ良さそうなキリトリ記事やつぶやきに便乗してるだけ。でもそれに抗うと潰されちゃう。』
ほんとそれ。山本耕史の役面白かった。

キリトリや便乗と同じで多様性やハラスメントは悪を改善すべきものの筈なのに、それを都合よく利用するやつが多いのも事実だよな。
我が儘を多様性に変換しちゃうやつ、何でもハラスメントにこじつけちゃうハラハラ。
つかハラハラハラもあんのか…💧もうなにがなんだか。

このドラマの良さは、色んな規制にがんじがらめの現代に一石を投じながらも、100%否定はしてない。前半は昔が良く描かれ、後半は現代寄りになってた印象。感情が振り回された。

要は『寛容になりましょう』まさにこれだね。何事も行き過ぎはダメ。

ジュンコ役の子、これから出てきそう。個人的には上戸彩が出てきた頃の感じを思い出した。
『じじぃ、金くれ』の言い方可愛かった。
月見

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