せんぷうき

ステーション・イレブンのせんぷうきのレビュー・感想・評価

ステーション・イレブン(2021年製作のドラマ)
4.0
パンデミック後の世界を舞台にした作品、あまり興味ないジャンルだったが、何となく観始めたら10話までアッという間。他の作品とは一線を画する独特で淡々とした静かな語り口の群像劇。

ある役者の家族とその周囲にいた人々が、パンデミックから20年後、それぞれの道を歩んでいる姿が描かれる。過去と現在のシーンが交互に語られるため、徐々に状況が明らかになっていくスタイル。

『STATION ELEVEN』は劇中に登場するSF漫画で、全ての物語が明かされるわけではないが、希望に繋がるストーリーっぽい。ただ、物語がどうリンクしているのかはあまり理解できず、ややモヤモヤが残る。

主要キャラの女の子が、子供時代と成人してからで顔立ちや雰囲気が全然違うんで、再会の時に相手が認識できるのかなと思ったり。

全体的にはじんわりと心に残る良い作品だが、その良さが具体的にどこにあるのか自分の語彙では明確に言い表すのが難しい。
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