すごく良いドラマだった。
改めて自分は見たまま・思うままの世界に正直に生きている自閉症の人たちが大好きだと思った。
「私って普通？」と無邪気に聞くヴァイオレットや「ユニークさなんて要らない 普通でいたい」と呟くジャックに胸が締め付けられる。「普通だね」なんてほとんどの場合は皮肉や侮辱の意味で使われる言葉だと思うけど、彼らはその普通を求めて社会に必死に馴染もうとする。でも普通って何なのか誰も何も知らない。そうして辿り着くラストがすごく好きだった。ああいう「どうにもならないこと」に対して「どうにもしない」という選択をすることも自閉症にとってはすごく難しいんだよね。。。
色んなことを少しずつ学びながら、停まったり曲がったりしながら、ゆっくり進む自分たちをルンバに重ねる姿が愛おしい🥹
3人のヘルパー・マンディ。
" 社会に馴染ませるために
サポートしたいと思ってたけど
周りが理解を深めることが大事。"
3人に刺激を受けながら成長していく周りの人間たちを見て本当にその通りだと思った。
このマンディの物語も良かった。
そしてこのドラマの何よりもすごい所は、自閉症の登場人物全員を当事者の役者が演じ、さらにその登場人物にサヴァン症候群(特定の分野に突出した才能を持つ天才)のキャラクターを置かないことで、自閉症を題材にした作品が指摘されてきたステレオタイプの壁を2つも打破したこと。本当にすごい... 。
ユニークライフに出ていた自閉症当事者の女性が出てきて嬉しかった。このドラマのキャストにも別の作品でまた会えますように！
