いの

ジ・オファー/ゴッドファーザーに賭けた男のいののレビュー・感想・評価

4.8
U-NEXTの《ここがポイント!》には、“物語の随所に映画『ゴッドファーザー』の名シーンを彷彿とさせる場面が登場。映画を観ていたファンにはたまらない演出の数々にも注目”と記されている。
本当にその通り。この惹句に偽りなし!


わたしがここで必見シーンを列挙していったら、読んでくださる皆様がスクロールしてもしてもまだ終わらなくて怒り心頭になること必定。だから、「ゴッドファーザー好きなひとは、とにかく観て!」と言いたい。ホントはわたしも書きたいのです。あの場面凄かった、とか、あの撮影場所ホントに見せてくれるんだ、とか、あの場面鳥肌立っちゃった、などなど、などなど・・・。でもガマンします。観たあとで語りつくしましょうぞ♪(できればわたしの記憶が薄れないうちに観てください!←図々しいw)


このドラマのなにが凄いって、それも長々書きたいけどガマンしてなるべく手短に済ませるとするならば、ドラマ制作陣の気概も伝わってくることだと思う。ゴッドファーザーへのリスペクトは言わずもがなやけど、ゴッドファーザー制作時に数々の困難を乗り越えて伝説をつくりあげたのと同じことがこのドラマ制作でも起きていたのかもしれないし、でもこのドラマをつくることでゴッドファーザーをさらに高め広めていくことができたらという野望を実現させたのだろうと私は想像する。ゴッドファーザー制作現場とドラマ制作現場の気概とを重ねてしまう。映画とドラマ、このふたつの熱量がわたしを熱くさせるのだ!


1970年代制作のゴッドファーザーは、今の時点からみればいくつかの問題を孕んでいるのだと思うけど(いや、当時でも問題ありだったのだろうけど)、そういったこともドラマのなかで提示していると思う。なにもかも全部良かったのだという描き方をしていない。それもいい。
いの

いの