このレビューはネタバレを含みます
面白い〜!Sono contento!
部屋の中でも外でも、人物たちの心情にいやみなく繋がる風景、全体的に自然光や逆光がとても心地よくて素敵。中と外とか、高低差とか、立体的ないったりきたりの構図の動き?もドキドキさせられる。
あの、推理するときのミニチュア?ジオラマみたいな回想場面とか、
しゃきしゃきした石子さんらしい切り替え画面、最後の凛々しく清々しい、空と緑バックの石子さんとか、
大庭くん宅を訪ねる羽男くんの疑念抱く青い横顔とか、
不安要素ある大庭くんの、寂しさただよう暗さの部屋とか、
高校時代の様子を思い出す石子さんの、大庭くんのイメージ、「ああ、そういえばこんなことあったな」みたいな、朧げだけど覚えてるというのがとても伝わってくる回想の映像も良かったなぁ。
羽男くんの特殊能力:フォトグラフィックメモリーとは、というのと、それはいわゆる思い出し方とは違う、てのをイメージさせるような雰囲気の画づくりがさりげなく入ってる感も好み。
また、こう見えて実は…というキャラクターの性格もエピソードとうまくからめながら見せてくれる展開で、大庭くんのことも一瞬、どっち側の人間なのか分からなくなりドキドキしやした。
物語、キャラクター、印象的な画づくり、編集タイミング、すべてが興味深いな。
石子さんがあれだけ優秀なのになぜ弁護士試験に受かっていないのか?潮さんという苗字の父親との関係とは?
自信ありげに、振る舞ってるだけで実力不足は重々自覚してるビビリな羽男くんは、石子さんとどんなバディになっていくのか?
高校時代、石子さんに憧れてた大庭くん、バイト入所してどんな活躍を?
楽しみでっす!
ところで、「単刀直入に伺います」は羽男くんの決まり文句になるのだろうか…?