このレビューはネタバレを含みます
第1話を観ました。
画面が、全体的にぼんわり逆光で、屋内も柔らかくオレンジ系な色合いなの心地よい。
ほんの一瞬のサザ◯さん一家のつくりこみ!実家やカレー屋さんのディテールもこれからじっくり見てみたいなあ。
人生あまり深く考えないまま、彼女いない歴10年。ふと思い浮かべる普遍の家族像がサ◯エさん一家、ていうのは33歳の向井くんにしては古めかしい価値観だけども、
実家で母親と妹夫婦と共に暮らす向井くん。父親は不在のようですが(他界?)(*追記* 単身赴任らしい)、〝男性は女性を守るもの〟という漠然とした考えも、なにかそのあたりの背景も関係してるのかなぁ。
自分の〝欲しいもの〟が分からないときのむなしさは、なんとなく分かる気がする。。。
恋の指南役、坂井戸さんも、人のことは客観的に言えても自分のこととなると…という状況が最後に垣間見え。(でも「女の子、なんていう人格は無いの。人それぞれに合わせて考えて。」👍)
カレー屋店主の向井くん義弟はお調子もので、妹の尻に敷かれているようでいてなんだかバランスとれてるらしい不思議な夫婦。
原作未読です。あるあるを散りばめながら進む物語、観終わってから、そんな人物ひとりひとりが気になってきました。
ところで赤楚くんは、微妙な感情が出る目元や口元のほか、
「いやいやべつに」みたいに手を振るときとか、
(中谷さんが自分の前では)「可愛いく登場するし」とか言いながら変な方向に体をくねったりとか、
回想で元カノと恋するフォーチュンクッキーの振付け練習するときのダサいダンスとか、
タクシーになだれ込むときの足のもつれ感とか、
ほんとカッコ悪い身体表現が絶妙だと思いました、改めて。
【追記】
え、もう水曜日。1週間早いなぁ…などと過ごしてるうちに、もう6話まできてしまった。
最近は、オフィスビルや界隈の通行人、ひとつのシーンに同じエキストラの人たちが、1人になったり同行の相手を変えたりして、でも同じ服装で、何度も行ったり来たりしてるのが目についてしまう😅。
【追記】
さて、来週は最終回という今回の9話。
〝いつのまにか、その存在が僕のなかで大きくなっていました〟→ 坂井戸さんが好きだ。
は、あまりにもありがちな展開だ。それだけはないと思いたい。向井くんと坂井戸さんの絶妙な関係性に、向井くん、名前なんてつける必要ないよ、特に、先をみすえて〝結婚〟なんて考えたりしたら幻滅だ、向井くんにもコウキさんにも。
このふたりには、いまの世が定義する何ものにも、どんな箱にもおさまらない、2人だけの進化があるはずだ。
あー、ふたりがいわゆる〝恋人どうし〟になるなんて、それこそ〝ダッサい!〟よ、向井くん。
コウキさんはもう、〝その先〟に行ってる気がする。。。向井くんが「好きだ」と伝えたとしても、「それは違うよ向井くん、ちゃんとこっち向いてよ向井くん」と言う。と、思う。
お互いに、虹の写真を送ろうとした、以心伝心、でもこれは、〝恋愛感情〟ではない。本当にただ、見せたいな、て思っただけ。向井くん、勘違いしそうだなー。😮💨
向井くん、自分で自分に迷うなら、映画「コクーン」を観てくれ!プールのシーンを!
結婚て、ほんと、必要ないと思う。まみん、元気くん、ノイズがなくなって、よかったね!
まぁそれはそれとして。来週は最終回ー。
やはり、ちゃんMARIによる劇伴が素晴らしいな。サントラ買う。
【追記】9/8
あぁ、来週は最終回。予告編を見たら、まみは、全部のシーンで笑ってる。それだけで涙が出そうだ。
向井くん、最後とうとう坂井戸さんに「好きだ」と言ってしまう。
→坂井戸さん「それは違うでしょ」と受け入れず。
→でも坂井戸さん、1人になると「やっぱ気が合うしなぁ向井くんは…好きかもな」と思い直す。
→そしてぼんやり、つい足が向く場所は2人とも同じで、そこで出くわす。からの…?
てとこで終わる。
てのが私の妄想です。
【追記】最終回を観終わった。
坂井戸さん、本当にすてきだ。
向井くんも。お互いに、素の自分で、ちゃんと言葉で伝えあった。
ただ〝一緒にすごす時間が好きだ〟って。
そして、今までの楽しさを失うわけではない。
ほぼ妄想が当たってぞわっとしてますが(笑)、つきあおう、じゃないのが、ほんとに👍。この2人のリアル。
向井くんの最後のモノローグ。
「自分で決めた道を、〝時にはひとりで〟、〝時には誰かと一緒に〟、進んでいこう」✨✨
気の合う向井くんと坂井戸さん、そのままに、仲良く、それぞれのペースで。最高の終わり方だった。
ていうか、これからも2人は楽しい時間を共有したりしなかったりしながら、パイレオに行くときっと坂井戸さんにつっこまれて、でも今度は余裕で笑ってる向井くんを見かけることだろう。
恋愛ドラマのふりした、しまざまな価値観の人間が対話する、人間ドラマだった。👏とてもよい水曜日、そして次の水曜日をわくわくそわそわ待つ1週間、という全10回でした。